無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

ep.40 ページ40

翔也「よし、昼の部終了！！梨花ちゃんお疲れ様〜」


「お疲れ様です。翔也さん」




翔也さんはもう単位とったって言ってたっけ
だから夜までバイトか



私は一応大学に顔だして…









翔也「梨花ちゃん？」




顔が…近







「えっ…！！///」


翔也「ん？///」





「な、なななななんですか！！！！」




び、びっくりした〜！！！！！！





翔也「お、おー！///なんか考えてる顔してたからさ！俺までつられてびっくりしちゃったよ〜」



「だ、大丈夫ですよー！今から大学行くんでお昼何食べよーって考えてただけですから！」






翔也「そっかそっか！気をつけて行ってきてね」


「はい」













翔也さんはもう…誰かのもの

私が近くで…恋してはいけない人




だからこのぐちゃぐちゃな気持ちは、全部全部閉じ込めておかなければいけないの









――――――――――大学








海斗「お、バイトお疲れ様です」


「待っててくれたの？」




海斗「今日は兄さんも一緒だったから、落ち込んでるんじゃないかって…」







や、やば…安心したらなんだか震えてきた…


こんな時に私は少しだけ感情が芽生えるのかな











海斗「…先輩？」



「心の中…ぐちゃぐちゃで気持ち悪い」





海斗「え？」





なんだろう、これ全部…きっと私の中の感情の種なんだよね？

なんでこんなにたくさん急に…








「…ご、ごめんね！すぐに落ち着くから…」




海斗「…」






ダメだ…自分は自分で守らないといけないのに！








海斗「先輩、この後時間ありますか？」


「…え？」












海斗「その心の中…捨てちゃいましょうか」







感情が知りたくて色々してきても、本当のことは知らなくて…


いつしか怯えていた。



私は…本当は知りたくないのかもしれない

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