無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

ep.37 ページ37

海斗side







部屋に戻ると慌ただしく何かを隠すその人

きっと俺のアレを見られてしまったんだ。





「…そんな、変っすか？」




梨花「へ、変じゃないよ！！ただ……」









俺の自分だけの秘密。









梨花「この絵…とても個性的で…！！！」


「〜〜〜〜！！！！///」








やはり見られた。俺の秘密…

俺の絵を！！











梨花「えっと…これは猫ちゃん？」






「いや、クマだけど…」


梨花「あ、ああ！！クマね！うん、クマ！！(汗)」






恥ずい、一生の不覚だ…









「実は…昔からむしゃくしゃすると落書きをするのが癖で、それもその1部なんです」



梨花「癖…？」






きっかけは特になくて、ただ色んな感情を1枚の絵にして全部をぶつけたらスッキリした。



「画力がないのは…見逃してください…//」





梨花「……ﾌｯ」



















梨花「 あははっ……！ 」



















「………っ！！！！」



梨花「あははっ…！海斗くんに合わない可愛い癖ね！」








嘘じゃない笑顔だってすぐに分かった


だって見たことの無いくらいに…









「…笑った」




梨花「…あ、あれ？なんだかすごく自然に笑っていたような…」








「…綺麗だ」







この人に似合うのは…きっとこういう顔だ。

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