いつかのジョングク ページ49
普段はアルコールに強いヌナも疲れがあったからなのか、
顔を赤くして明らかに酔っ払ってる。
『ほらぁ！ぐうも、もっと飲もうよ！ナムジュナも！』
チャミスルをグラスに注いで半分以上こぼしながらナムジュニヒョンに渡してる。
「ヌナ(笑)ありがと(笑)」
『こら！早く飲みなさい！』
ぐっと一気に飲み干したナムジュニヒョン。
『きゃー！ナムジュナかっこいいー！』
満更でもなさそうに嬉しそう。
「ヌナ、ヌナもう今日はおしまいだよ」
『えっ、なんでぇ』
まだグラスを口に運ぼうとするから、その手を押さえるとチャミスルが溢れてヌナの服にかかってしまった。
「あー！ヌナごめん」
『もぉー。でも平気。脱げばいいだけだもん』
「えっ、脱げばって…脱いじゃだめー！」
静止も虚しく、ヌナの動きは素早くて
着ていた服をパッと脱ぎ捨ててしまった。
幸い個室だったから、この中にいるのは僕たちだけだけどそれでもみんなヌナが大好きなの分かってる？
『あー、暑かったからちょうどいいや』
Tシャツを脱ぎ捨てたヌナの上半身は下着姿。
「ヤー！A何してるんだよ！！」
ヒョンの悲鳴が轟くと同時に僕は思わずヌナをぎゅっと抱きしめた。
「グガ！」
「なに！僕がヌナを守ってるの！」
『ぐう、苦しい〜！』
「もう！ヌナってば！」
少し腕を緩めてヌナを見れば、赤くなった顔と潤んだ瞳で僕を見上げている。
「ばかぁ！ヌナのばか！」
『あんでぇ。ぐうひどいー』
僕の隣に座ってたユンギヒョンが、立ち上がって
さっきまでヒョンが羽織ってたシャツをヌナに被せた。
「早くこれ着とけ」
『ユンギ…大好き！』
僕の腕をすり抜けて、ヒョンに向かって腕を広げるヌナをユンギヒョンは凝視したあとため息をついた。
「…はいはい。早く着ろってば」
『なんで。好きじゃないの？』
口元が緩んだのに気づいたのは僕だけじゃなかったと思うけど、
シャツを羽織っただけのヌナのボタンも閉じてあげてるヒョンは確実に！デレてた！間違いない！
「嫌いなわけねーだろ」
「あーあ。服着ちゃった…」
ボソッと呟いたテヒョニヒョンの声に、小さため息をついて反応してたのはまさかのホソギヒョンだった。
いつの間にか2人の世界に入ってしまったヌナと、ユンギヒョンを呼び戻しに行かなければ！
ジンヒョンとナムジュニヒョン、ジミニヒョンの顔が…仮にもアイドルの顔が…
見てられないくらいだったから(笑)
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らん(プロフ) - 桃さん» 桃様、温かいコメントをありがとうございました。そんな風に楽しみにしていてくださる方がいてくださったことが本当に嬉しいです。優しいお言葉ありがとうございました！また50話まではお話を追加しようかな？と思ったりしているので、また見ていただけたら嬉しいです。 (2021年10月7日 14時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！本当に大好きな作品でどうなるかと毎回更新を楽しみにしていました。コンサートのサプライズあたりから、ずっと幸せな時間だなと嬉しく読んでました。ジンくんファンなのでめちゃくちゃ幸せな気持ちで終われました！ありがとうございました！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page36 id: 5e880d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2021年9月25日 19時
