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『あのね、ミョンホオッパ』
少し空いた時間にメンバー達とカフェに来ていた。
お目当てを注文して、店の外に出る。
店内ではまだメンバー達が、賑やかに注文しているようだ。
澄み渡る空を見上げてストローをくわえる。
ほろ苦い味が口の中に広がって、喉を冷たく潤していく。
すると同じように店の外に出てきたAが、隣に立って僕を呼んだ。
その表情も声色も珍しく固くて暗い。
張り詰めた面持ちに見える。
他のメンバー達は、いつもと変わらず賑やかで。
隣に立つAと、僕だけが切り取られたみたいだった。
だけど僕がまた口を開くまでに、Aの肩に手を添えてジュニヒョンが顔を覗き込んだ。
ヒョンは鋭い。
さっきまで、僕から離れたところで電話をしていたはずなのに。
Aの様子を見て飛んできたみたいだ。
僕はヒョンの顔を見て、呆れつつもなんとか笑顔をキープした。
隣に立ったジュニヒョンを見て、ついに目を潤ませたA。
ジュニヒョンもその表情を見て、驚いたような顔をしつつそっと手を握る。
「A？どうしたの？」
『…あのね』
ヒョンに手を握ってもらったままのAの目が、
一瞬鋭く光った様に見えた。
けれどそれは見間違いだったのかもしれない。
やっぱりAの大きな目は揺れていたから。
そして少し俯きながら小さな声で言った。
『Aが嫌な子になっても嫌いにならないで欲しいの』
「「え？」」
僕とヒョンの声が同時に重なった。
「嫌な子？」
「Aが？どういうこと？」
『…Aの勘違いかもしれなけど…でも』
『このままじゃ、ほんとに嫌な子になっちゃいそうで』
「嫌いになんてならない」
ジュニヒョンがきっぱりとそう言って、Aは目線を上げた。
「…辛いことがあったんでしょ、A。1人で我慢しちゃだめだよ。勘違いでもいいよ。我慢しないでよ」
そう言って髪をそっと撫でる。
瞳を潤ませたAが小さく頷いて、ポタリと地面に滴が落ちた。
忙しなく行き交う車とすれ違う人々のざわめき。
店内から笑い声が聞こえる。
ジュニヒョンとAをそっと抱きしめた。
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らん(プロフ) - 赤福食べたいさん» わー！お返事遅くなり申し訳ありません！クプチュセンイルに貴重なコメントありがとうございます！！ホシくんのビジュアル、ワールドツアーで炸裂してますね♡こちらこそ、ホランへです。ありがとうございます！ (2022年8月14日 0時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
赤福食べたい(プロフ) - 更新待ってましたーーー(T^T) ホシ氏とのキュンキュン話、ありがとうございます！！尊いー！！らんさん、いつもホランへ(*´˘`*)♡ (2022年8月8日 16時) (レス) @page50 id: ae3f32f87f (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - みきさん» わぁ…コメントありがとうございます！がっかりさせた涙ではないといいのですが…また読んでいただけると嬉しいです。 (2022年7月23日 23時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 赤福食べたいさん» わぁ！気づかずすみませんでした！koroさんだったんですね！いつも読んでいただいてありがとうございます(;_;)ホシくんかっこよさ大爆発してますね♡ (2022年7月23日 23時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
みき - 涙が止まりません！ (2022年7月18日 23時) (レス) @page38 id: c80eb59dcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2022年7月1日 22時
