幸せにするね！

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まゆside

前回みたいにフロントで待つ
一昨日てつやと買いに行った服。
私がおしゃれじゃないからとりあえずワンピース着とけって。
前よりはカジュアルめで丈は少し長め。

季節は秋口で少し肌寒い。
もう少し厚手が良かったなあ上着。
オシャレは我慢ってそういうことなの？


とも「…おはよ」

まゆ「…おはよ」

とも「新しいワンピース買ったの？」

まゆ「またてつやが買ってくれた」

とも「…ふーん」

まゆ「…イマイチ？」

とも「…新しいの買ってあげる」

まゆ「いいよ、そういうの」

とも「ちがう…嫉妬するじゃん。てつやくんとはいえ
他の男が選んだ服着てるのは」

まゆ「…ごめん」

とも「とりあえず車いこ」


ともやん、機嫌悪いのかな？
最近上手く付き合えてないなあ


〜車〜


とも「悩んでって話、今と最後どっちがいい？」

まゆ「最後で…こちらもお話があるので…」

とも「りょーかい。じゃあ服見に行こ」


ともやんの機嫌が分からない…


とも「なんで今日そんなに元気ないの？」

まゆ「緊張というか…うん」

とも「別に一緒に遊ぶだけで楽しいから考え込まなくてもいいのに」

まゆ「まあ…」

とも「俺が好きなお店とか古着屋でいい？」

まゆ「どこでも。ともやん、ショップ店員なんでしょ？」

とも「バイトね」

まゆ「本当に服好きなんだね」

とも「着いたよ」


っていろんなお店連れて行ってくれた。
これが似合うとか、この色にしたら？とか。
ひと通り自分で買い物したら会計終わりのともやんが


とも「お待たせ。…これプレゼント」


って紙袋を渡してきた
中を見ると2ポーズ分の服


まゆ「なにこれ」

とも「俺が似合うと思った服。次会う時これがいい」


思ったより純粋な目に一瞬母性あふれかけた


まゆ「いいの？」

とも「うん。これ着て一緒に歩こ？」

まゆ「ありがとう」

とも「パンケーキたべる？意外といい時間だけど」

まゆ「あそこのクレープ屋さんにしよ。晩ごはん入らなくなっちゃう」

とも「何にする？」


率先してくれる背中を追いかけつつ
虫さんに言われたことがふと思い出されて考えた
この背中の横に女の子が並んで歩いてる？

優しい話し方な彼が他の女の子に同じように話しかけてる？

想像したら沸き上がった感情はなんだろう

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