42_ ページ42
◆ともやんside
園内をひと通り回って、たくさん写真も撮って
唯一無いのはツーショットかもね…
そういうの恥ずかしい割に欲しいって思ってる自分もいて
高校生みたいな恋愛してんなって恥ずかしくなった
まゆ「…ねえ、ともやん。ちょっと恥ずかしいお願いなんだけどさ、ツーショット一緒に映ってもらっていい?」
同じこと思ってたんだ。嬉しい
とも「いいよ。ペンギンのところまた行く?」
まゆ「うん」
って手繋いで向かった
まゆ「…この子の前にする」
って携帯を出してインカメ向けるまゆちゃんの腰を引き寄せて映る
とも「ちゃんと寄って。ペンギン入んない」
まゆ「…撮るよ…はい、チーズ」
撮り終わったなんとも言えない恥ずかしい間
まゆ「…ありがと」
とも「…俺にもちょうだい」
まゆ「わかった。…あとお土産買いに行っていい?」
とも「いいよ、行こう」
ってまた手を繋いだ。
まゆちゃんは些細な可愛いお願いばかりで、俺まで純粋になってる気がする
まゆ「ともやんは買わないの?」
とも「あー、メンバーだけには買おうかな。」
まゆ「サブチャンのやつ?」
とも「そう」
まゆ「わたしもメンバーにだけは買わないとだなあ」
なんてるんるんで選んでる
俺も探すかー
そうこうしてたら15分くらい経ってて
まゆちゃんは両手に袋を下げて大満足そうだった
とも「買いすぎじゃない?」
まゆ「いいの、今日お休みもらったみたいな物だから」
とも「え、撮影あったの?」
まゆ「今日は撮る側かな。ゆめが代わってくれた」
とも「まじか。お礼買わないと」
まゆ「大丈夫だよ。
気にしないでって言ってたから」
とも「そっか…じゃあ、お言葉に甘えて」
まゆ「そろそろ閉館でしょ?出る?」
とも「そうね、行こうか。荷物持つよ?片方貸して」
まゆ「いいよ、持てるよ」
とも「だめ。…手繋ぎたいから…だめ?」
まゆ「…あ、お言葉に甘えて…」
とも「どうも」
本当にこの人は男に甘えるってことが慣れてないんだなあ
東海の中でちやほやされてるわけじゃなくて
対等に生きてるんだってわかると同時に
そんな人が俺に素直に甘えてくれるだけでちょっとした優越感だな
96人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます!すごく励みになります!良かったらこれからも宜しくお願いします( *^皿^) (2021年8月23日 19時) (レス) id: 44efe5c53b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ワチャワチャした感じがすごく伝わってきて楽しく読ませて頂きました!応援してます! (2021年8月20日 14時) (レス) id: 2969cff066 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくま | 作成日時:2021年8月15日 6時