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◆ともやんside


まゆ「分かんないけど…わたし、ともやんの事、好きなのかな?」

とも「それを確かめるためにも、2人で出かけませんか?」

まゆ「2人っきりで?」

とも「そう、デートってやつ」

まゆ「わたし、デートしたことないけど、良いの?」


ああ、なんて可愛い人なんだろうか…


とも「それは男としてすごく嬉しいよ。
まゆちゃんの初めてがもらえるなんて」

まゆ「…?
じゃあ、よろしくお願い致します…」


付き合ってるわけではないけど
デートの約束できて、酔ってる俺は
自分でも分かるくらいにハイになっていて


とも「家に着くまで、このまま手繋いでていい?」


調子に乗った俺が、そんなお願いをしたら
まゆちゃんはすごく恥ずかしそうに


まゆ「…任せます…」


って言って、改めて手を握り返してくれた。
あー可愛い。さすがにそれは可愛すぎる


まゆ「あと、手繋いだの、
みんなには恥ずかしいから内緒にしてて…」

とも「いいよ。2人だけのヒミツね、」


なんて安い恋愛ドラマみたいな言葉でもドキドキしてるのは、
まゆちゃんのこと好きなんだろうな…


とも「ねえ、まゆちゃん。」

まゆ「ん?」

とも「デート、本当に付き合ってるくらいの気持ちで行くから、まゆちゃんも、そのつもりで来てね。」

まゆ「…?うん」


そうこうしてるうちにマンションに着いてしまって

とも「…着いちゃったね」

まゆ「離すね…」


って繋いでた手を離してエレベーターに乗れば
目的の階に着くまでの少しの間でまゆちゃんは俺に小さな声で耳打ちを…


まゆ「手離しちゃったら、なんか寂しいね…」


って言うだけ言って先に降りていった。

小悪魔決定。
可愛過ぎる。振り幅凄過ぎるだろ…


家に戻ればてつやくんが出迎えてくれていて
たぶん、いじりに来たんだろうけど…


てつ「…顔真っ赤にし過ぎじゃない?ともやん。
すまし顔で帰ってからと思ってたんだけど」

とも「…これは、お酒のせいで赤いだけ。
ほんとてつやくん、モンスターを作り出してますね…」

てつ「え?どういうこと?」

とも「もうやだ、天然たらし怖い」

てつ「まゆ?」

とも「そうだよ!もう小悪魔通り越して悪魔だよ!」

てつ「???」

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(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます!すごく励みになります!良かったらこれからも宜しくお願いします( *^皿^) (2021年8月23日 19時) (レス) id: 44efe5c53b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ワチャワチャした感じがすごく伝わってきて楽しく読ませて頂きました!応援してます! (2021年8月20日 14時) (レス) id: 2969cff066 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくま | 作成日時:2021年8月15日 6時

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