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てつ「まゆー、部屋入っていい?」
まゆ「やだ」
てつ「わしだけだから」
まゆ「…いいよ。」
ってドアを少しだけ開けて警戒してる。
てつ「本当にわしだけ。」
まゆ「てっちゃんだけならいいよ」
ちょっと懐かしい。てっちゃん呼び。
なんか悩んでる時、甘える時、苦しんでる時だけだよね
〜まゆの部屋〜
2人でベッドに寄りかかって並んで話す
最近、こうやってがっつり話してなかったかもね
まゆ「なにか用だった?」
てつ「なんで部屋こもってんの?」
まゆ「…そんなことないよ。」
てつ「…さっき、てっちゃん呼びだった。
なんか話したいことあるでしょ?」
まゆ「お見通しかよ。なんだろね…しんどい」
てつ「なにが?」
まゆ「…夕闇くんたちが来て」
てつ「言うの忘れててごめんね」
まゆ「それは、いつものことだから笑」
てつ「じゃあ、なにがしんどい?……ともやん?」
まゆ「…そう。なんか感情がわかんない。」
てつ「どんな感じ?」
まゆ「なんだろ…今まで無かった感じ。話したいけど、話せなくて、
話しかけられると恥ずかしい。
仲良くなりたい気持ちはあるけど、ぐるぐるする…昨日はお酒でバグってたけど…」
てつ「そっか。」
まゆ「…なんでだと思う?」
てつ「たぶんね、好きとかそういう感情だと思うよ」
まゆ「…好き?てっちゃんのことも東海のことも大好きだよ?でもちがうの」
てつ「…恋愛とか、そういう好き。
まだ確実じゃないかもだけど、いいなって思ってるのかもよ」
まゆ「…絶対にそんなことない!私の1番は東海オンエアで、ずっと一緒にいるてっちゃんだもん!わたしが恋愛なんかするはずない。ただでさえ女なんだよ?恋愛なんてしてたらYouTuberとしてつまらなくなる!私がそんなの望むはずない!」
って泣くまゆ。
てつ「…悪い事じゃないよ。…人間なんだから。」
俺の腕の中で泣きじゃくるまゆは、やっぱり女の子で、この世界に巻き込んだ自分に負い目を感じた
まゆ「…こんなの嫌だ。そんな感情いらない」
てつ「…女だからって責めないで。人間誰しもの感情なの。」
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み(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます!すごく励みになります!良かったらこれからも宜しくお願いします( *^皿^) (2021年8月23日 19時) (レス) id: 44efe5c53b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ワチャワチャした感じがすごく伝わってきて楽しく読ませて頂きました!応援してます! (2021年8月20日 14時) (レス) id: 2969cff066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくま | 作成日時:2021年8月15日 6時