幸せにするね！

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◆ともやんside


荷物くらい持たないとって持ってあるいてたら
にっちの会話でまゆちゃんが
後ろにいるのに今更気づいた。

歩くペース落としたけど、一定の距離保ってくる

俺もチラチラ見てたら、話しかけようとしてたのか、この人。
俺が無愛想だからかな…


とも「…どしたの？」

まゆ「え、あ…荷物持ってもらって
ありがとう…ございます…って言おうと思って…」

とも「あ、それくらい別に。」

まゆ「まあ、うん。ありがと。
…たぶん虫さんたち、夕闇くんたちと話せるように配慮してくれたんだと思うんだよね…」

とも「ああ…それは思った。意図的だなあって」

まゆ「…やっぱり？意地悪だよねえ…笑」

とも「あ、あとアイスありがと。
選んでくれたやつ、美味しかったよ」

まゆ「…にっちのは選んだけど、ともやんのは選んでないよ」

とも「てつやくんがバラしてますよ。コンビニで選んでたよって」

まゆ「まじ？」

とも「まじ」

まゆ「…恥ずかしいな…」

とも「ドンピシャで好きなアイスすぎて
びっくりだったんだけど。ありがとうね」


って歩くペース気にしてなかったなって思って
まゆちゃんの方に目をやれば顔真っ赤にしてて、
思ったより簡単でストレートな可愛らしい人なんだなって思った


とも「…まゆちゃん？」

まゆ「…！…いや、どういたしまして」

とも「…アイス好きなの？」


自分ながらになんと言う子供じみた質問なんだ…


まゆ「うん、好き！！」


ってキラッキラな笑顔で言われて恥ずかしくなった


とも「そっか…今度アイス屋さん行こうよ」

まゆ「いいよ！みんな喜ぶと思う！」

とも「いや、2人で行こうよ、嫌？」


自分でもなんでこんなに急に距離を詰めたくなったのかわかんないけど、
まゆちゃんの無邪気さを急に独り占めしたくなった


まゆ「…2人きり？」

とも「そう」

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