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『カランカラン』
丁度十束さんの話が終わった時。
アンナちゃんと藤島さんが帰ってきた。
アンナ「ただいま。」
十束「おかえり〜アンナ,藤島!」
草薙「ん?なんか言いたそうな顔やな。」
草薙さんが加わったとき,十束さんがなにか思いついたような顔をした。
カメラを持ってきて,はい,と差し出される。
A「・・・え?」
十束「なんだか面白いことが起きそうだからさ。」
なんですか,その根拠がないに等しい主張は。
十束「はい,カメラ回して〜」
A「えっあ,ちょ・・・」
十束「はい,日付言って。」
A「・・・・・・5月10日17時30分。」
なんで私は素直に・・・
アンナ「イズモ。」
草薙「なんや2人揃って。」
アンナ「動物飼ってもいい?」
アンナちゃんが表情を変えずに言い切ると,草薙さんが少し苦そうな顔をする。
草薙「今度はなんなん。また人間やなんて言わへんやろな。」
藤島「いや・・・人間じゃなくて・・・」
アンナ「ダメ?」
アンナちゃんがキラキラした目で草薙さんを見る。
草薙さんが断れなくなるのをわかってやっているのだろうか。
草薙「おまえもなんか言えや。」
助けを求めるように十束さんを見るが,
十束「いいんじゃない?俺も面倒見るよ。」
案の定,十束さんは2つ返事であっさり承諾。
十束「ね,Aちゃんもいいよね?」
さらに私にまで話を振ってきた。
A「・・・私も・・・お世話してみたいです。」
好奇心から思ったことが口からそのまま出た。
草薙さんには悪いけれど,私もアンナちゃんたちと同じ考え。
草薙「しゃーないな。」
はー・・・とため息をつき,仕方なくなのか草薙さんも了解した。
やった!というように嬉しそうにし,アンナちゃんが草薙さんを引っ張る。
草薙「まあ犬猫の1匹や2匹なら・・・」
『ガチャ』
・・・・・・。
外に出,その飼いたい動物を見た瞬間,全員が固まった。
私も犬か猫か・・・と思っていたのだけれど。
・・・・・・馬だった。
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姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時