#12 ページ13
十束 side
Aちゃんを連れて階段を下りる。
半ば無理矢理連れてきたわけだし、怖がってるみたいで俺の服を掴んで離さないけど。
十束「草薙さーん!連れてきたよ!」
呼びかけると、すぐに返事が返ってきた。
草薙「おう、早いやんか。なつかれとんなあ。」
十束「いやいや、そんなことないよ〜。」
なつかれてる?
それって信頼されてるってことだよね。
でも、ここまで近づくのに一週間かかったわけだし。
しかも、初めての場所で初めての人。
さらに人間不信なんだから、そうでもない気がする。
もし、お世話をするのが俺じゃなかったらそっちになついてたと思うし。
時間が経てばみんなとも仲良くなれると思うけどな〜。
?「おお〜っ!ようやくお披露目っすか!」
?「おおお思ってたよりは子供・・・」
?「何言ってんすか。失礼っすよ。」
テーブル席の方からも反応がくる。
十束「あれ、千歳、八田、鎌本!いたんだ?」
さっき俺が来た時にはいなかったはず。
千歳「え、フツーに十束さんがいない間?」
鎌本「俺らは来てたというか・・・」
八田「十束さんが一階にいない間に、草薙さんに買い出し頼まれて。」
あ、そういえばそんな会話が聞こえてたような聞こえてなかったような。
草薙「十束が最近買い出しを頼まれてくれへんからやろが。」
十束「あはは!ごめんごめん!」
と、突然俺の服を掴んでいた手に力がこもる。
十束「あ、ごめんね、ほったらかしにしちゃって。」
俺が振り向くとAちゃんは、八田達をジッと見つめていた。
32人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫奈 - 氷月くまるさん» コメありがとうございます。はい、中学生ですよ!一年生です。すごいだなんてそんなことないです。でも、お褒めの言葉とても嬉しいです、ありがとうございます!! (2016年11月21日 13時) (レス) id: 1b82a4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
氷月くまる(プロフ) - 友達に教えてもらって読んでみました。とてもとても面白かったです!コメントでの話ですが中学生なんですか?だとしたら本当にすごいですねぇ!!! (2016年11月20日 20時) (レス) id: 077e76169c (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 十束出雲さん» あ、ありがとうございます!!楽しんでいただけるよう頑張ります! (2016年4月27日 22時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
十束出雲(プロフ) - 凄い面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2016年4月27日 18時) (レス) id: 207f47b422 (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - R・Kさん» おおお!!まだ一話も更新してないのにコメントをくださるとは!!頑張ります! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:姫奈 | 作成日時:2016年4月16日 18時