228【僕のせい】 ページ1
陸サイド
最近、空からママの写真を見せてもらった。
空が施設に入る前にくれたらしい。
ママは優しくて大好きだった。
でももういない。
でも、僕には家族がちゃんといる。
だから、それでいいの。
あれ？でもさ、智にぃたちのママは？パパは？
智にぃなら教えてくれるかも。
夜になってみんながご飯前
リビングでゴロゴロしてる。
智にぃは夕ご飯の準備中
みんないるからご飯中にきいてみる。
「ねね？智にぃ？」
智「んー？どうしたの？」
「ママは？パパは？」
智「ん？思い出しちゃったの？」
「違くて、智にぃたちのママとパパは？」
智「え？」
「ん？どこにいるの？」
雅「ん？気になった？」
「そう、にぃたちは優しいでしょ？
だからきっと優しくて温かい人なのかな？って
会ってみたいな。今どこにいるの？
仕事で忙しいとか？」
潤「っ､､､」
智「んー。どうだろうね。
そらかなー？」
「ん？空？」
僕はここで気づかなきゃいけなかったんだ。
空気読めない馬鹿だったんだよ僕は。
「空？何か知ってるの？教えて〜。そーらくん！」
空「え？知らないよ。笑」
「えー。だって智にぃが」
智「そっちじゃなくて。」
潤「陸。お前さ、ちょっとは空気読めよ。
俺らの母さんと父さんは亡くなってんの。
お前だって母さん亡くなってんだろ？
お前はそう言うの感じ取れるやつだと
思ってたけどね」
和「潤！」
「ごめんなさい。そんなつもりじゃなくて、
ただ、僕はみんなの､､､」
潤にぃはそう言って立ち上がって、
部屋に戻ろうとする。
和「潤ご飯は？」
潤「いらねー。
空気読めないやつと食いたくないし。」
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作者名：ナマコ | 作成日時：2022年1月25日 21時
