#25 side玄樹 ページ27
ーside.玄樹
みんなのお酒が進んで、
どんどん騒がしくなって、
普段は冷静でそんなにお酒が弱いわけじゃない神宮寺でさえ
紫耀と一緒に大きい声で騒いでる。
も〜、みんな飲みすぎ…
酔ってるわけじゃないけど、
少し外の空気を吸いたくてリビングから出る。
玄関に向かっている途中、
トイレのドアが開き
顔を真っ赤にして虚ろな目をしたAが出てきた。
あーあーあー…
大丈夫かなぁ……
一瞬、
Aの体がグラッと揺れた。
あ、
これはマズい。
瞬時にAの元へ駆け寄り
熱を持った華奢な体を腕の中に収める。
「………もう、何してんの」
声をかけると、
ギュッと瞑っていた目をゆっくり開きニヘッと笑った。
『あれぇ〜えへへ、玄樹だぁ』
あーもう………
酔っ払いめ………
「飲みすぎ。いい大人なんだから、しっかりしてよ」
とりあえずその場に座らせて、
ヘラヘラしてる目の前の酔っ払いの
赤くなったおでこをペシッと軽く叩くと
『いたぁ〜い、ぼうりょくはんた〜い』
と、言いながら俺の首に手を回して抱きついてくる。
普段はしっかりしてるAが、
こんなふうに子供みたいに甘えてくるのは酔ってるときだけ。
………正直、たまんないよね……
自分の中に湧き上がってくる何かを必死で押さえつけながら、『げんきいいにおいするぅ〜』と上機嫌なAを立ち上がらせる。
「ほら、しっかり立って。お水飲みに行こ」
依然抱きついたままのAの頭をポンポンしながら移動を促すも、
『やだぁ…もうねむい〜……』
と、そこから動こうとしない。
こうなったらAはもうダメ。
言うことなんて聞きゃしない。
いっつもそうなんだから、もう…
とか言いながら、怒れない俺も俺なんだけどね。
「わかったから。じゃあシャワーだけ浴びよ？明日も仕事でしょ？」
そう声をかけると、モゾモゾ動いていたAの動きがピタッと止まり、
小さな小さな声で
『……爆破する』と聞こえてきた。
これもいつものこと。
さっきの上機嫌はどこへやら。
小さな声でブツブツと会社の文句を言い出したAの体を持ち上げて、
あまり酔っ払いを揺らし過ぎないように
慎重にバスルームへと向かった。
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ぷに。(プロフ) - Aさん» 体調はもう全然大丈夫です…！ご心配頂きありがとうございます…！優しいお言葉を糧にこれからも更新していきますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (
レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - かりんさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい…！キュンキュンしてくださってありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
A - 更新お疲れ様です。体調大丈夫ですか？仕事などあると思うので、ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年8月28日 22時) (レス) id: c593ad42f9 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - キンプリの一つ一つの行動に、とてもキュンキュンします。これからも更新頑張ってください！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 02af7a1c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - #なこさん» なこさん！！こっちにもコメント頂いて本当にありがとうございます…！！とてもうれしいです……！！！そのお言葉を糧にがんばります！、！ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷに。 | 作成日時：2019年7月16日 21時
