#17 ページ18
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またいつものおふざけか…
なんて思いながら
私の脇腹あたりでくすぶる、細くもしっかりと筋肉のついた腕を
笑いながら払いのけようとした。
『ちょっとジン！くすぐったい、よ…』
そこには、
さっきまでとは違った
ジンが滅多に見せないイラッとした顔。
初めて見るジンの顔に驚くと
すぐ元の悪戯なジンに戻った。
神宮寺「あんま大きい声出すと紫耀たち起きてきちゃうよ」
そう言って
私の腰にまわしている手と
反対の手で私の頬を包み、
私の顔をジンの顔に近づけた。
反応する間もなく
耳元で囁く。
神宮寺「何されたのかちゃんと教えて…？」
ゾクゾクッと体中の血が湧き上がり
鳥肌が立つ感覚。
『ちょっともう、本当に、やめ……っ！』
ジンの薄い胸板を力いっぱい押すけど
そこはやっぱり男と女。
私の力なんて微塵も加わっていないかのように
更に近づいてきて、
耳のすぐそばでチュッと大きな音がした。
反射的にビクッ！と大きく跳ね上がり
小さな声が出てしまった。
ジンはふふふと小さく笑い
また私の耳にキスを落とす。
どんなに押し返そうとしても敵わない。
2〜3度同じような音が耳元で響くと
突然、それが厭らしい水音に変わる。
『ひゃ、ぁ…』
自分でもどこから出ているのかわからない
高い声が出てしまい、慌てて口を抑える。
ジン「あ〜…廉の気持ちわかるわ」
どこか嬉しそうにボソッと呟くと
再び
私の耳を柔らかい舌で転がす。
『ね、ねぇ、こんなこと、っ、されて、ないっ…』
必死で抵抗するも、
「ん〜？そっかぁ」
と、完全に受け流される。
相変わらず
私の腰に触れるか触れないかの距離で
スルスルと動いている右手と、
1ミリも逃してくれるつもりのない
頬にある左手。
最初に感じたくすぐったさは
いつの間にやら“快感”へと変わっていた。
体の外も
中も
全部がジンに支配されていることを自覚した瞬間
なんとか座る体勢を維持していた
体の力がガクッと抜けた。
「おっと」と言いながら私を受け止めるジン。
力なく寄りかかる私の頭を撫でながら、
神宮寺「俺もそろそろ行かなきゃ」
と、いつもと同じ微笑みで
私のおでこにキスを落として
部屋から出て行った。
リビングに残されたのは
混乱と火照った体を抱えた私。
どうしていいかわからなくて
近くにあったクッションに顔を埋めた。
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ぷに。(プロフ) - Aさん» 体調はもう全然大丈夫です…！ご心配頂きありがとうございます…！優しいお言葉を糧にこれからも更新していきますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (
レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - かりんさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい…！キュンキュンしてくださってありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
A - 更新お疲れ様です。体調大丈夫ですか？仕事などあると思うので、ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年8月28日 22時) (レス) id: c593ad42f9 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - キンプリの一つ一つの行動に、とてもキュンキュンします。これからも更新頑張ってください！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 02af7a1c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - #なこさん» なこさん！！こっちにもコメント頂いて本当にありがとうございます…！！とてもうれしいです……！！！そのお言葉を糧にがんばります！、！ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷに。 | 作成日時：2019年7月16日 21時
