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13.漢字 ページ13

ルチルが極楽満月の新店長になってから鬼灯の訪問頻度が増えた

それは単純に鬼灯がルチルに会いたいからと言う理由もあったが、一番の目的は

「ルチルさん。尿の出が悪いんです。診てもらえませんか?」

ルチルに下心を持って店に来る男性客が増えたから

ルチル「じゃぁ…」

鬼灯「流れをよくするために、私が邪魔なものを切り落としてあげましょうか」

「ひっ!!?いいです!!今治りましたから」

男性客は鬼灯に恐れ慄いて一目散に店を出ていく

ルチル「ちょっと!!どうしてくれるんですか!?」

鬼灯「大切な客を追い帰したことですか?」

ルチル「違います!!今の人店内で漏らしてったじゃないですか!!誰が片づけるんですか!?」

鬼灯「…それは私のせいですか?」

ルチル「以外ないですよね?こんなやり逃げ初めてです。
まったく…仕事が増えましたよ」

ルチルはブツブツと怒りながらモップをかける

鬼灯「すみませんでした」

ルチルの心配をした結果が裏目に出てしまい、鬼灯は静かに落ち込んでいた

ルチル「あんな感じの客には尿道に管を入れてやれば二度と来なくなりますよ」

鬼灯「ルチルさんを普通の女性として見ていた私が間違ってました」

ルチル「嬉しそうに見てないで手伝って下さいよ。毎日毎日用もなく来て。どうせ今日も暇なんでしょ?」

鬼灯「これでも私は忙しいんですよ?で、何を手伝えばいいんですか?」

ルチル「そこの荷物を地獄の獄卒に届けて欲しいんです」

ルチルが指を指した先には「オギワラ」「ハギワラ」とカタカナで書かれた箱が置いてあった

鬼灯「…なんでカタカナなんですか?」

ルチル「間違えない用にです。あんな記号の固まり見てるとどっちがどっちだかわからなくなるんで」

鬼灯「…ルチルさん…頭良いくせに漢字が苦手なんですか?」

鬼灯の言葉を聞いてルチルの動きが止まる

鬼灯「図星ですか?」

ルチル「私はもともと日本人じゃないんです。
アルファベットと数式があれば十分生きてこれたんです。
だから実用性の無い名字の(おぎ)(はぎ)ぐらいわからなくてもいいんです」

鬼灯「小木(おぎ)矢作(やはぎ)ぐらいわかるでしょうに」

ルチル「私が言っているものとイントネーションが違いますね。
私だって大きい眼鏡と小さい眼鏡の違いぐらいわかりますよ」

鬼灯「何言ってるんですか?眼鏡の大きさに大差はありませんよ?
日本語も苦手になりましたか?」

鬼灯はルチルを見下して嘲笑う
2014.11.18

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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2014年10月20日 19時

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