男主×リヴァ7 ページ41
飲み物を作りながら、少し自分を落ち着けてAの元へと戻る。
俺はまだ自分の現実を受け入れきれないでいた…
コトンとベッドサイドにカップを置き、Aの顔を覗き込む。
まだ少し顔色が悪い。
目を閉じて少し苦しそうに呼吸をしている。
少し汗で張り付いた前髪をそっと掻き分けて…その綺麗な顔に吸い込まれるようにまた唇を落とした。
その感触にAが身じろぎする。
A「ん…、ぁ…れ、へいちょ?あれ?夢かな…俺キスされてる?」
そうだ。とでも言うようにすぐ離すつもりだった唇を角度を変えてついばむ様に触れる。
スルリとAの腕が首をたぐり寄せる様に巻きついてくる。
A「んっ…ン…はっ…、あー夢でもいいや。夢なら良いよね言っても?ーーーーリヴァイ、好きだよ」
抱きしめられた耳元で囁かれる。
言い様の無い背筋をゾワリとした感覚が走り、体が緊張する。
何…、何て言った?
Aがその唇を移動させてフワリと唇を奪われる。
さっきまでずっとしていた行為が、相手にされる事でこんなにも俺の心がジンっと痺れるように甘く鼓動を打つなんて…
俺の心臓はどうかしちゃったんだろうか。
さっきからドキドキしっぱなしで苦しい。
また静かに寝息を立て始めるAの髪を…酷く優しく撫で、キュウっと胸が愛おしさで締め付けられた。
ああ、これがペトラの言っていた
”Aの事をちゃんと考えてみてください”
”両思い”
の意味なんだなとフっと思う。
惚れた相手を良く見てるだけはあるって事か…、アイツには悪いが感謝せねばらないな。
ペトラの気持ちを思うと少しだけ胸がチクリと痛んだが、あいつが自分を犠牲にしてでも教えてくれた事だ。
気付かせてくれた。
だからに俺も半端なマネはするつもりはない。
眠るAを見つめながら、自分の心を形にしようと想いを巡らせる。
冷めてしまったAに持って来た飲み物をコクリと飲んで、焦る気持ちをその甘さで落ち着かせながら…
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とりすけ(プロフ) - ぴろぴろ先生さん» お久しぶりですヽ(*´∀`)ノ八月ももう終わりだし記念にピロピロしていいですか?←意味不 だって夏の思い出が欲しかったんだもん…←意味深 M…奥が深いわ…読める程度にか書けてたなら良かったです(;Д;)可愛かったですか///ニヤニヤ (2014年8月29日 23時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - 黒は空の輝きさん» Mになれてましたかねえ〜?狙って書こうとすると難しかったデス…ハイ(;´д`)ェ□部分が気が付いたら少なくなってた…ただのねちっこい心理描写作品になっちゃいましたorz た、楽しんでいただけたなら嬉しいです(;Д;) (2014年8月29日 23時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぴろ先生 - お久しぶりです!そして更新お疲れ様です!兵長がM化っ!!凄い良かったです!俺得過ぎてっwww可愛い過ぎて悶えてしまいましたw (2014年8月29日 21時) (レス) id: 15988c9980 (このIDを非表示/違反報告)
黒は空の輝き - 兵長がMにいいいいいいいいいいいいいいい!!違う意味で最高です!!さすがです!(吐き血 (2014年8月28日 13時) (レス) id: c17d07b319 (このIDを非表示/違反報告)
カメレオン(プロフ) - うんうん分かるよ!!!なんか文章長くなっちゃうよね・・・・! (2014年8月24日 15時) (レス) id: 47a5365cc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とりすけ | 作成日時:2014年7月24日 22時