エレリ7 ページ30
好き か 嫌い かと問われれば、嫌いじゃない。
が、好きかと聞かれたらエレンとは違う意味でそれなりに好きだと思う。
それはでも愛情とか恋愛とかそういう物ではなくて、ガキの頃から見てきたコイツに対する一種の情の延長線みたいなものであり
じゃあ、拒否すれば良いと言われると・・・・出来なかった。
コイツが俺の目の前から居なくなるのを心のどこかで恐れてしまった。
それくらい情がある。
そりゃあ毎日懐いてくる子犬の様に慕ってくれて、ガキの頃から見てきたコイツの成長に微笑ましくすら思っていた。
そして今、そんな急展開に頭が付いて来なかった。
エレンのリヴァイの背に回された腕に力が入る。
苦しそうな息が首筋にかかりゾワっと背筋を変な感覚が這い上がる。
「逃げないと・・・・俺、調子に乗っちゃいますよ?」
「・・・・・・・」
逃げる事も、受け入れる心も持ち合わせてない俺はどうしたら良いのか判らない。
ただ体を硬くして耐えるように俯く。
無言で唇を噛み締める。
言葉なんて見つかるわけがない。
そっとエレンの体が少し離れて真正面から覗き込まれる。
「キス。しますね」
ゆっくりと手が移動し、頬に手を添えられた。
ビクリと固くなる体、噛み締める唇が震える。
拒むように必死に深く俯く。
ふっと密着していた体が少し離れ、気が付いたら目の前にエレンの顔があって下から見上げるように口付けられた。
「ーーーッ・・・・」
最初は小さく触れるだけ
何度も角度を変えて、何度も口付けられる。
その度に小さくチュッとリップ音が聞こえて、妙にそれが耳障りで
恥ずかしく自分のされている行為を突きつけられているようで顔が熱くなっていく。
目の前の事実から逃げるように唇も目も硬く閉ざす。
そのうちに、エレンの濡れた舌がリヴァイの唇を舐める。
ぬるりと唇の割れ目をなぞられ息が止まる。
不意に耳の中に指を入れられる。
その感触と音に一瞬身体が跳ねる。
「アッ・・・・、んっ!?」
ハメられた。
小さい声を出してしまった一瞬で口内へとエレンの舌が侵入してきた。
そこに気を取られてる間にめいいっぱい上を向かされ更に苦しくなり
情けない事にうまく息継ぎも出来ずに
必死に唇の隙間、キスの合間に酸素を貪る。
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とりすけ(プロフ) - ぴろぴろ先生さん» お久しぶりですヽ(*´∀`)ノ八月ももう終わりだし記念にピロピロしていいですか?←意味不 だって夏の思い出が欲しかったんだもん…←意味深 M…奥が深いわ…読める程度にか書けてたなら良かったです(;Д;)可愛かったですか///ニヤニヤ (2014年8月29日 23時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - 黒は空の輝きさん» Mになれてましたかねえ〜?狙って書こうとすると難しかったデス…ハイ(;´д`)ェ□部分が気が付いたら少なくなってた…ただのねちっこい心理描写作品になっちゃいましたorz た、楽しんでいただけたなら嬉しいです(;Д;) (2014年8月29日 23時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぴろ先生 - お久しぶりです!そして更新お疲れ様です!兵長がM化っ!!凄い良かったです!俺得過ぎてっwww可愛い過ぎて悶えてしまいましたw (2014年8月29日 21時) (レス) id: 15988c9980 (このIDを非表示/違反報告)
黒は空の輝き - 兵長がMにいいいいいいいいいいいいいいい!!違う意味で最高です!!さすがです!(吐き血 (2014年8月28日 13時) (レス) id: c17d07b319 (このIDを非表示/違反報告)
カメレオン(プロフ) - うんうん分かるよ!!!なんか文章長くなっちゃうよね・・・・! (2014年8月24日 15時) (レス) id: 47a5365cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりすけ | 作成日時:2014年7月24日 22時