77.本気 ページ27
はるな「っ、」
フラフラしながら立ち上がる
今にも気を抜いたら気を失いそう…いや、ダメダメ!!
何としてでも伏黒くんを守らないと!
はるな「呪魂消化!!」
呪霊「…ぅ、ぐ、、ぁあああ!!!!」
呪霊が苦しみ暴れ出し、無作為に攻撃をしている
私は攻撃に徹しているため、身を守れない
でも伏黒くんを守らなくてはならないので、伏黒くんを庇うように立ち、大人しく攻撃にあたる
はるな「いっ、」
今まで経験したことの無い痛みが襲ってくる
死ぬかもしれない
初めてそう思った
それでも私は、諦めちゃいけない
はるな「痛いけど、その思いも、全部、全部、呪力に変えてやる!!」
呪霊「がぁぁ」
呪霊が攻撃をやめ、頭を抱えて蹲る
いい感じだ!あともうひと踏ん張り!!
はるな「はぁ、はぁ、」
頭から血が流れ続け、貧血気味になっているのもあり、すぐに疲れが来てしまう
あれ、右手の感覚が麻痺ってきた…
やばい、限界が、くる
ごめん、伏黒くん…
伏黒「…はるな…?」
はるな「!ふし、ぐろ、く、、」
ドサッ
私は地面に倒れた
________________________
伏黒side
何秒気を失ってた?
まさかその間ずっとはるなが…?!
俺の真下で気を失ったはるなは至る所から血が出ているが、俺は最初にくらった怪我以外、特に目立った外傷はない
俺を、庇ってたのか…?
気がつくと俺は、無意識に口走っていた
伏黒「布瑠部_______」
いつぞやに言われたことを思い出した
『宝の持ち腐れだな』
伏黒「やめだ」
術師の成長曲線は必ずしも穏やかではない
伏黒「影の奥行きを全て吐き出す、具体的なアウトラインは後回し、呪力を練ったそばから押し出していけ」
イメージしろ
自由に!!!
伏黒「やってやるよ!」
限界を超えた、未来の自分を
領域展開__嵌合暗翳庭
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時