･ ページ42
･
猪「あ、」
橋「戻ってきた」
優斗 「早」
走って行ったかと思えば、Aが向かったのはまだ律儀に穴を掘っている3人の所。
走りにくい山を走ったせいで息切れはしているが、それでもすぐに息を整えた。
A「こんなとこ掘ってたって仕方ないでしょ3馬鹿」
猪「テメェ今俺を含めたろ」
優「んなこと言ったって…」
橋「どこ掘ればいいの？」
A「着いてきて」
散々コキ使われた挙句馬鹿扱いをされた猪狩は不服そうだが、それでも何かが分かったらしいAに文句を言わず着いていく5人。
辿り着いたのは、初日にやって来たあの洞穴だった。
瑞「ここって…」
作「いや、そりゃあ矢はあったけどさぁ」
A「考えてみればやっぱりおかしいでしょ？何であの古い矢が置き去りにしてあったか」
猪「いや、それはお前が言ってたじゃねぇか」
A「今私が言ってるのは、“何で矢があったか”じゃなくて“どうして矢が掘り出されたか”ってこと」
ニヤリと笑って説明を続けるA。
最初はぽかんとしていた5人も、次第に状況が分かってきたようだ。
A「きっと、ここに矢を隠そうと思って穴を掘った。けど古い矢が出てきて、気が動転して戻し忘れたのね」
優「それ当たってんの？」
A「掘ってみれば分かるわよ。ほら、」
未だにAの言うことを信じていなさそうな優斗。
Aはその背中を洞穴に向かって思い切り突き出した。
A「ここ掘れワンワン」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 838人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HiHiJets」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まれぴゅま(プロフ) - 春美さん» 全然大丈夫なので謝らないでください！笑 いつも読んでくださりありがとうございます(^^) (2020年5月15日 3時) (
レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - グレートプシーキャットさん» ありがとうございます！ぜひお付き合い下さい(^^) (2020年5月15日 3時) (レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
春美(プロフ) - 誤タップで1番左側の星押しちゃいました、すみません。いつも楽しく読ませていただいています。すみません (2020年5月14日 21時) (レス) id: 43b9eceb48 (このIDを非表示/違反報告)
グレートプシーキャット(プロフ) - SPの通知が来たときめちゃくちゃびっくりしました。これからも更新頑張ってください! (2020年4月24日 0時) (レス) id: 69b2b991f5 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - りゆさん» ありがとうございます！よろしくお願いします(^^) (2020年4月23日 17時) (レス) id: 17a30211a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2020年4月22日 14時
