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完全に寝た光をソファに寝かせ、俺と裕翔が座っているダイニングテーブルまで来た大ちゃん。
「おつかれ。ありがとな」
「ほんとだよー。めっちゃ重いんだから」
そんな冗談を言う大ちゃんに笑っていると、
「あのさ…光くんっていつもあんな感じなの？」
恐る恐るといった感じで聞いてきた裕翔。
「そうだよ。ほんとに泣いちゃうくらいの病院嫌いなの」
そう正直に答えると、
「そうなんだ。ま、宏太も人のこと言えないよね」
う…その言葉には、ぐうの音も出ない…
言い返せないでいると、
「それを言っちゃあおしまいよ」
突然の大ちゃんの言葉に俺も裕翔も思わず笑ってしまう。
大ちゃんにしーっと言われ、慌てて声を潜めるくらいだった(笑)
裕翔には、もう夜も遅かったので泊まってもらった。
次の日、裕翔は何事もなかったかのように起きてきたが、光は昨日のことを思い出してか、裕翔の様子をうかがっていた。
そんな光に気づいた裕翔は「大丈夫。宏太で慣れてるから」という謎のフォロー。
おい、それフォローになってんのか…？
という俺の思いとは裏腹に、何故か光も納得したようで、いつも通りの光に戻っていた。
俺、そんなに酷くないぞ！
そう思ったのは、心に閉まっておく(笑)
光の手のやけどは、毎日ガーゼを交換しなければならない。
その度に、最初ほどではないが嫌だと拒否する光を宥めながらやるのは大変だった。
それでも、続けているうちに、だんだん治っていくやけどの跡を見ると、その大変さもいつの間にか忘れていた。
完治まであと一歩。それまで頑張ろうな。
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TT(プロフ) - ♪尾曲がりニャンコ♪さん» ご意見ありがとうございます。応援、励みになります♪ (2017年3月4日 10時) (
レス) id: a5409a49a2 (このIDを非表示/違反報告)
♪尾曲がりニャンコ♪(プロフ) - 作者さんが分かりやすく書いてくれてるので、今のままで大丈夫だと思います！更新ファイトです！ (2017年3月3日 11時) (レス) id: 79d67a7ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TT | 作成日時：2017年2月25日 0時
