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布団に寝かされると、急に寂しさが増してくる。
「んっ…だいちゃっ…ん…ひか…っ…る…」
さっきとはまた違う涙が溢れてきて、視界がぼやける。
手を伸ばすと、光が手を握ってくれた。
「どうした〜、泣かなくてもいいじゃん」
そう言った光は、指で濡れていた頬を拭った。
「…っ…んっ…っ…」
それでも、涙が次々に出てくる。
また涙をぬぐわれて目を開けると、光の顔がすぐ横にあった。
思わず光の胸に顔を押し付け、ぎゅっと抱きついた。
「ん〜…っ…ひか…る…」
背中に回された光の手が、ゆっくりと上下に行き来する。
手の温もりが心地いい。
その心地よさに、うつらうつらしていると、意識の遠くの方で大ちゃんと光が話している声が聞こえた。
何話してるんだろ…でも…眠い…
そうぼんやり思っていると、不意に肩を触られた感覚がして、寝返りをさせられた。
仰向けになった俺は、それまであった光の温もりから抜けると、急に目が覚めてきた。
「あれ、目覚めちゃった？」
と大ちゃんが俺の顔を覗き込んでいる。
「ん……ひかるは…？」
「こっち、こっち」
声のした方に視線を移動させると、光が手を握ってくれた。
「ちょっとお顔触らせてね」
と大ちゃんの声が聞こえたと思ったら、手が伸びてきて、顔を包み込まれる。
思わず、ぎゅっと目を瞑った。
「大丈夫だよ、まぶたの裏見るだけだからね。目開けてごらん」
そう言われてゆっくりと目を開けると、ニコニコと笑っている大ちゃんが見えた。
「そのままね〜」
という声とともに、指で目の下をサッと下げられた。
そのまま下の方へ手が移動して、今度は首を包み込まれる。
なんとなく光の方へ目を向けると、「どした？」と笑顔で聞いてくれる。
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TT(プロフ) - ♪尾曲がりニャンコ♪さん» ご意見ありがとうございます。応援、励みになります♪ (2017年3月4日 10時) (
レス) id: a5409a49a2 (このIDを非表示/違反報告)
♪尾曲がりニャンコ♪(プロフ) - 作者さんが分かりやすく書いてくれてるので、今のままで大丈夫だと思います！更新ファイトです！ (2017年3月3日 11時) (レス) id: 79d67a7ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TT | 作成日時：2017年2月25日 0時
