川の字にはなれない＿5 ページ44
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涼「…………………はぁ………なんか…………」
裕「どうしたの？…やっぱり無理してるんじゃない？」
涼「ん………ちょっと、くらくらしてる…」
ここ数日で、体力なくなっちゃったのかな。
裕「もう寝よう？また今度教えてあげるからね」
小さい子に言い聞かせるトーンで、裕翔は俺をひょいっと抱き上げるとベッドに運んだ。
涼「…………保健室、行ったらよかった………少しでも参加していたかったのに、学校に行けなくなっちゃうなんて………馬鹿だね、俺……」
勝手に上って落ちて、どうしてそんな行動をとったのか分からない………自分が怖い。
厄日だったのかな………忠告を聞かずにまんまと。
………って、こんなことを話せるのは裕翔しかいないから。
家族には言えないことを話して、少しだけ落ち着く。
涼「ゆーと………悪いんだけど、そこの携帯もっとこっちに持ってきてくれる…？……あと、夜とか……電話してもいい…？」
裕「んふふ、いつでも待ってるよ」
涼「ん…っ……ありがと…………っ…」
安心したら、眠たくなってきちゃった………裕翔も帰るかな。
おやすみ、と言われて……うん。
完全に目蓋が閉じて、扉の開く音とともに気配が消えていくのを感じた。
＿＿＿＿ドンッ！！
涼「ん、んっ、……はっ…！」
びくんっ…と身体が跳ね上がり目が覚めた。
直前に夢の中で台から落ちたときの光景を見ていた。
涼「…………こわぃ……っ………」
足を踏み外して、まっ逆さまになって。
………それを上から見ていたのは。
慧「ふっふっふーん……涼ちゃん、夜ご飯ですよ〜」
涼「っ、ひ………」
どうして？動かない…っ…………逃げたいのに。
誰かに押さえ付けられているように息が苦しい。
慧「今日はねぇ、慧くん特製和風カルボ……っ、涼ちゃん…！？」
涼「っ……いゃだ、来ないでっ……」
慧「そんなに動いたら痛いの治らなくなっちゃうよっ…？」
怖い顔をした悪魔が……僕を………笑ってみている。
慧「涼ちゃん…？」
涼「っ…っ………」
全部、そのせいだ……学校に行けなくなって、家でも部屋から出られなくて…………ひとりぼっちにさせるために。
このときの思考回路は寝ぼけていたのか、ストレスだったのか………後日にはよく覚えていなかったんだ。
涼「うぅっ………ふぇっ…」
慧「っ……」
涙でぼやける前から現実なんて見えていなかった俺。
ぽわぽわとした脳内が、救いの手を求めていた。
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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