川の字にはなれない＿2 ページ41
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涼「ぅ゛つ、ぃ…！」
受け身はとれず、本能で出た手が地面につく。
全身に鈍い痛みが走った。
「山田！！」
何が起こったのか自分で分かっていないのだから、回りの驚きの方が大きかっただろう。
簡単に説明すれば………踏み出した先に足場がなかった。
「大丈夫か！？」
涼「ぃ゛っ、はっ……だぃ、じょ…ぶ、ですっ…」
幸いにも頭は打っていない。
けれど、自力で起き上がって移動するのは無理で。
裕翔に背負われて保健室へ行き、念のために病院で受診することになった。
ドクドク………
脈打つような痛みは消えず、これはやってしまったな、と。
………こんなことなら裕翔に言われた通りにしておけばよかったね。
薮「右手舟状骨骨折と足腰の打撲だな」
慧「良くなるまでにどのくらいかかりますか…？」
薮「2ヵ月程は」
俺が検査を受けている間に、連絡がいった慧くんも病院に到着していて。
おそらく、昼寝でもしていたんだろうなって格好に………ホッとした。
薮「頭の方は涼介も打っていないと言っていたしCTにも異常はない」
慧「……よかった………」
手首は固定、体は少し動かすだけで痛い。
病院で借りた車椅子から立ち上がるのも今は不可能。
慧くんに車椅子を押されながら家に帰ってきたけれど、家の中はそのままじゃ通れないし。
慧「涼ちゃん、お部屋どうしよっか」
涼「……自分の部屋がいい……」
上り下り、迷惑をかけることになるけれど……いいかな。
慧「そうだね。慧くんは今からお片付けするけど、お部屋いく？」
涼「うん」
本当は一階の和室にいた方がいいのは分かっている。
抱っこにしてもおんぶにしても泣きそうになるくらい痛いし、運ぶ側の負担も大きい。
だから慧くんは俺に聞いてくれた………のに、汲み取らない返答をしたのだけど。
慧「っ、降ろすよ…？」
涼「ぅ゛ー……っ…」
慧「ゆっくり休んでね。電話置いておくから用があるときできる？」
涼「…ん、っ……」
「はぁ゛…っ……」
慧くんが仕事に戻り、一人になった部屋ですることはなくて。
………そもそもこの身体では何も出来ないし………
面白くない天井を見上げて、意味も無く模様を凝視。
でも、やっぱり何も面白くなかった。
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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