ありがとうの贈り物＿3 ページ36
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涼「侑李、美味しい？」
侑「ん、ｺｸｯ……おいしい」
……食券制のお店があってよかった。
俺も侑李も注文できないからお昼ご飯食べられないかも、なんて成長期の侑李には危機的状況になるとこだった。
涼「……うわ、すっごい履歴」
侑「んぅ？」
鞄の中から振動は伝わっていたんだけど。
“お前どこいんの？”
“侑李と一緒か？”
“俺の財布知らね？”
涼「心配させちゃったかな」
侑「だいき？だいじょーぶだよ、おてがみおいてきた」
“侑李と一緒だよ。夕方には……”
涼「か、え……る……っと」
すぐに既読になるところ、こわっ。
しかも画像付きの返信。文字打つのも早いな。
涼「ふっ、これ侑李の手紙？」
侑「そう！」
折り紙の裏に“さがさないでください”だって。
ひらがな上手に書けるようになったね、侑李。
ずっと大ちゃんの相手をしていたら時間の無駄だからこの辺で終わりにしよ。
涼「おもちゃ売場行きたい？」
侑「んー、ほしくなるからいい」
涼「大ちゃんとは真逆の考えだね」
侑「だいきはいらないものばっかりかう！」
涼「流行りものが好きなんだよね。三日坊主で放置されているものを片付けてからにしてほしい」
と……お昼は大ちゃんの悪口大会で盛り上がった。
涼「あんなに物持ってるくせに、俺のとこに貸してって来るの何なんだろう？……ｺﾞﾎｯ……」
侑「りょおすけ、みずのんだほうがいいよ」
涼「ん、ありがと。……ちょっと喋りすぎた」
歩き疲れとお腹が満たされたことによる睡魔を感じながら喉を潤して。
最後に寄るのは侑李の希望で書店。
かわいい付録つきの本がたくさんあって目移りしてる侑李が可愛い。
涼「欲しいの？」
侑「………ほしぃ」
涼「いいよ。どれにする？」
甘いよね、俺………自覚してるからいいでしょ、と開き直ってみる。
慧くんと大ちゃんだって甘いもんね。
我が儘な子にならないかは少し心配だけど、この年齢でこれだけ気を遣えるのだから、例えそれが侑李の戦略だとしてもいい。
涼「レジ行こ」
侑「うんっ………きゃぁっ、！」
楽しい時間に水を差すように、何かの引力で繋いでいた手が離れる。
涼「ゆうりっ…！」
「他所見してんじゃねぇよガキ」
キツい言葉を吐いてその人が立ち去る。
大人の人がぶつかってきて侑李が転んでしまったんだ。
侑李は悪くないのに………
言い返せなかった自分も腹立たしい。
涼「ごめんね…手を離しちゃった俺のせい」
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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