◇一粒の笑顔で＿1 ページ28
涼介side
涼「………っ、…ぁぶな………」
下へ降りる階段の手前で、ぐにゃり……歪んだ視界に壁に手をついた。
………あと一歩足を踏み出していたら落ちてたな。
朝は貧血になりやすいけれど、今日は気圧のせいかな？雨予報だったし。
………少し休めば治まるだろう……
片手でバランスを保ちながら片手は瞼を覆う。
漂ってくる焦げたような匂い。
また大ちゃんやったな………ま、部屋から出てくる心配は無いってことだ………
慧「あっ、涼ちゃんおはよう」
涼「っ……おはよう」
あ、慧くん………下から来ちゃうパターンか。
………ここにいたら邪魔だよね。
慧「大ちゃんがご飯作ってくれてるから先に二人で食べてて」
涼「慧くんと侑李は？」
慧「侑ちゃん、頭が痛いんだって……熱は無いんだけどね。様子を見て病院へ連れていこうと思う」
そうなんだ……侑李が………
慧くんが部屋へ入ってくときに見えたベッドの上の侑李は辛そうに「ぅ……はぁぅっ…」と声をあげていた。
涼「………」
大「涼介ー！」
涼「はーい、…っぁ………」
………ダメだ、俺も貧血なんだった……ゆっくり降りないと………
＿＿＿
大「慧と侑李がいないと静かだよな。涼介はなんかねーの？」
涼「……ない」
俺は大ちゃんだけで十分騒がしいと思う。
そもそも、いつも喋っているのは大ちゃんに次いでの慧くん。
大「雨の日ってなんでこんなにテンション下が
んのかな？ワクワクしないんだよな、涼介は？」
涼「………侑李、大丈夫かな」
“俺の話聞いてたか？”はいつも通りスルーして。
大「慧がついてるし大丈夫だろ。それより涼介、全然食ってないじゃん」
涼「……朝は食欲ないの」
大「これだから今の子は………空っぽのエンジンで一日走りきれないだろ？」
………ほんと、うるさい人。
侑「ぃたぁ…ぅっ……はぁ」
涼「っ、侑李…？！」
慧くんに抱っこされて降りてきた侑李。
抱きついているから顔は見えないけれど……
慧「今から病院行ってくる」
大「わかった」
………いてもたってもいられない。
涼「俺も、、っ………」
………と、立ち上がったら、また………
大「…涼介？」
テーブルに手をつき倒れるまではいかなかった。
が、このままだと俺まで心配をかけてしまう。
気付かれないように、おとなしくしているしかない。
涼「っ……何でもない………留守番してる……」
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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