太陽と傘＿5 ページ13
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目蓋を閉じても感じる光。
回りに人が集まる気配と共に遮られては、楽になることは許されないとばかりに闇から引きずり出される。
涼「はぁ、ぅ゛ー……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…」
「涼介、聞こえるか？」
………先生もいてくれたんだ……
涼「ぅ゛っ、…せん、せ……ｹﾞﾎｯ………きもち、わる…っ……」
「吐きそうだな、バケツ持ってきて」
背中を叩かれて、飲み込んだものが狭い道をズリズリと這い上がってくるような感覚におかしくなりそう。
涼「ぅげ…っ…ほ………はぁッ………」
「よしよし、上手……もう出ないか？」
胃の収縮が治まるころ、頭はボーッとして。
返事をするのも面倒なくらい、熱に浮かされていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿
慧side
それは仕事で理不尽に怒鳴られ頭を下げた少し落ち込んだ帰り道。
空を見上げたときだった。
雨は降っていないのに、ポツリ……頬に水滴が落ちる。
まるで泣いているみたいじゃん……俺はこんなことで本当に泣きはしないけれどね。
慧「侑ちゃ〜ん！」
侑「おしごと、おちゅかれさまです」
慧「あら？どうしたの」
侑「ねぎねぎのことばぁ！」
慧「ねぎねぎ……？」
………ネギネギ……葱葱………え？
「ふふ、労いの言葉ね。今日は侑李くんおままごとでお母さん役やってたんです。それで」
慧「あ〜、……お母さん役…」
どういう流れでそうなったのか気になるところだけど、侑李のお母さん役……誰かビデオ回してくれてないのかな？ないかぁ……残念。
侑「もう、りょおすけかえってきてる？」
慧「そうだね、大ちゃんもいるかな」
侑「きょおのごはんは、はんばーぐとおむらいすですっ」
慧「ははっ、すごいボリュームになっちゃうね」
侑「ぼりゅーむ？」
きゃっきゃっ…と笑う我が子の愛しさに癒され、嫌な記憶は疲れと流れ出されていく。
今日も一日頑張ったよ、お疲れさま〜みんな！
慧「よーしっ、早くおうちに帰ろっ」
侑「……けぇくん、ぶーぶーってなってるよ」
慧「んぇ？………病院だ…」
なんだろう………過るのは涼介のこと。
考えたくはないけれど、何かあったんじゃ……
慧「もしもし………っ…はい……はい………すぐに行きます。
侑ちゃん、慧くん病院に行かないといけなくなったから……大ちゃんに」
お迎えに来てもらおうかと、思ったけど……
侑「ゆぅりもいく！」
そう言って繋がった手を強く握り返された。
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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