紗々 9 ページ47
太輔side
太「入るよ…」
全部が終わった頃を見計らって
バスルームのドアを開けた
女の子は
色々あるからね…
「ぶー」
予想通り、タオルを巻いたまま
湯船に浸かってるA
綺麗さっぱり落とした化粧
薄ピンク色に紅潮した頬
長い髪はお団子にして頭のてっぺんに鎮座して
オデコには産毛が光ってる
やば
可愛い…
可愛すぎる…
何度見ても、この湯船でのAの
かわゆさは、他に比を見ない
と、俺は思う
反応しそうになる自身をぐっと抑えて
出来るだけ平静を保って話しかける
太「また、タオル入れてる…」
「だって、タオル取ったら見えちゃうもん」
いいでしょ、見えて
そろそろいいでしょ?
もう、一緒に暮らして半年だよ
太「洗ってーくれないよね?」
「…ん!」
太「そろそろ、洗いっことかもしたい…」
「洗いっこ?何それ…」
太「俺がAを、Aが俺の身体を
洗いっこすんのー」
出来るだけ、当たり前の事みたいに
さらっと明るく言ってみた
「へんたい」
一喝だった…チーン。
「太ちゃん…へんたい」
二回言うな、二回も!
まぁ、仕方ないけどね
Aゆっくりだったからね
初えっ…ちも、こないだだからね
仕方ない
これから、ゆっくり開拓するからいいけどね
そう、自分に言い聞かせながら
虚しく自分の身体を洗う
Aが、風呂から出るって言わないうちに。
太「俺も入れて」
そう言うと、必ず君は、自分はもう上がる、って言うからさ
俺は、焦るわけ
これからが、楽しみなのに。
洗いっこ出来ないけど
これくらいはいいでしょ?
ね?
狭いから、って言われないように
お風呂が広い部屋借りたんだからね
逃がさないよ
太「おいで…」
広い湯船の端に固まってるA
太「A?」
「……」
太「これぐらいはいいでしょ?ほら」
ブレスレットが光る手首を掴んで引き寄せる
太「足、開いて…」
また、そんな顔して俺を煽る
そんな顔されたら、抱っこだけじゃ済まなくなる
太「腕、回して…」
太ももの上に、座ったAが
俺の首に手を回す
やっと、俺んとこに納まったね…
大好きなA
恥ずかしがって俯く顔が、
ますます好きだよ
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作者名:トウコ | 作成日時:2018年1月1日 18時