俺の彼女＊短いお話集＊34

紗々 8 ページ46

太輔side

太「今日、一緒にお風呂入りたいな…」





「え？」





太「ダメ？」






「んー」



久しぶりに見る困った顔

眉間に皺入ってるよ…





一緒にお風呂…や、なんだよね

恥ずかしがり屋だもんね







てか、ね…

えっ…ちだって、今だに恥ずかしいんだもんね？








「お皿片付けなきゃだし…」





太「俺がやるから」





「でも…」





必死だなー笑

久しぶりに見た、そんな必死な顔







普通、お風呂なんて当たり前だよ？

そんなハードル高くないよ？







「…太ちゃんー」





俺が、諦めんの待ってんの？

そんな可愛い顔して…

俺が、今日はいいか、って言うの待ってる？






でもさ、それで

もう三回諦めたよ？



えっ…ちだってさ、一回は諦めたし。






今日は…ダメ

可愛くて、大好きなAだけど、今日はダメ








「太ちゃん…」








太「先に入っていいから…」


半分…譲歩した




ほんとは、脱…がすトコから一緒が良かったけど
これ以上粘っても多分無理だから…






太「先に入ってていいから…」







太「ね、お願い…」

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