深夜2時。tの�� ページ42
裕「A…」
.
.
「…！」
「…裕…太…」
裕「探したよ」
「……」
裕「帰ろう？」
「…….」
裕「帰ろ？A…」
「……」
俯いたまま、顔を上げようとしないA
裕「悪かった…」
「……」
裕「つまんない、ヤキモチ妬いて…」
「裕太…」
裕「俺だけのAでいて欲しくてさ
仕事だ、って分かってるのに….ごめん、…」
裕「ヤキモチ妬いた」
.
.
.
「…そう…だったの？」
裕「うん、だってほら
専務のお供、取り引き先って、前もあったじゃん
Aが、そんな風に綺麗にしてくの嫌だった」
「…そう…」
裕「仕事なのにな、ごめん」
「…そうだったんだ、それなら良かった…」
不安そうだった顔が、やっと綻んだ
「私、勝手にマンションに来たから怒ったのかと
思ったの」
そうだったの？
裕「怒る訳ないじゃん」
裕「俺だって、逢いたくて、逢いたくて
堪らなかったのに…」
「…ふふ」
やっと笑ってくれたね
裕「帰ろう？もう、2時だよ…」
「…ん、タクシー全然来なかった」
裕「そりゃそうだ」
いくらなんでも、この時間は流してないかも
でも、お陰で良かった
A、帰れなかったから
裕「ね、手繋ごっか」
「…でも」
裕「大丈夫、この時間誰も見てないよ…」
「…ほんと？」
裕「ん」
さっき、口元を押さえた掌を掴んだ
裕「ほら、冷たい」
指先まで、氷みたいに冷たい
裕「ほら」
繋いだ手を、自分のポケットに入れた
「あったかい」
「裕太の手、あったかい…」
裕「ん、、、」
「…嬉しい」
？
「だって、外で手を繋いだの初めて…」
裕「そうだっけ？」
「…うん、」
「嬉しいな、、、笑」
裕「A…」
「…幸せ」
ふわっと笑ったA
そんな事で"幸せ"なんて言うなよ
裕「帰るぞ」
「…ん、」
Aを失うかも、そう思って走った道を
二人で帰る
裕「もう、絶対…さよならなんて言わないで」
「…裕太…」
裕「ずっと一緒だろ？俺たち…」
.
.
この手を…
離したりしないで
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トウコ(プロフ) - ちょこさん» いつも読んで下さってありがとうございます(*´-`)ライブDVD観てて、ふと浮かびました、笑。今の短髪に慣れたせいか、DVDでは瞳がよく見えなくてちょっと物足りなかったです、笑。これからも良かったら、お付き合いくださいねヽ(*´∀｀) (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - トウコさんこんにちは！玉森くんのLove Story大好きな曲だったので更新されたとき興奮してしまいました！北山くんも大好きなので小説読み終わった後ウハウハでした（笑）トウコさん新しい作品作っていただきありがとうございます。いつも応援しています！ (2019年12月14日 16時) (レス) id: eb27eea20a (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - ともさん» 作品を読んで頂き、また温かいコメントありがとうございます。リクエストにお応えできるような力はないので( ；∀；)他の方にお願いいたします、ごめんなさいm(._.)m (2019年12月12日 5時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2019年12月11日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - ちょこさん» いつも温かいコメントありがとうございます。ちょこさんの希望のラストではなかったかも知れませんが、お付き合いくださって嬉しいです^_^新作は短編予定です。過去作も含め、これからもよろしくお願いいたします(*´-`) (2019年12月11日 11時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年12月7日 19時
