俺の隣のすとーかーちゃん番外編 (ページ5)

今日:60 hit、昨日:1 hit、合計:56,608 hit

１－５ページ5

「相葉くん、これは責任取らないと」

「そうだよ。櫻井さんを傷物にしたんだよ」

女の子たちに詰め寄られて。
俺の頭はパニック。

「せ、責任？！キズモノ？」

「ま、雅紀、落ち着け。な？」

「翔ちゃん！」

「な、何？」

「結婚しよ？俺、翔ちゃん傷物にした責任取るから」

「バカ、何言ってるんだ」

「翔ちゃんのウエディングドレス姿、可愛いと思うよ？」

「バカ！むしろおまえが着ろ！」

「ええ？二人で着るの？女装で結婚式ってちょっと恥ずかしいよ」

「何想像してんだ！からかわれたんだよ！」

「え？」

二人の笑い声が響く。

「相葉くん、よく言ってくれた！」

「予想通りでびっくりしちゃった」

くそ、まただ。
俺はこの二人に頭が上がんない。
それぐらい、この二人は仲がよくて。
俺をからかうのに、全力なんだよね。

「櫻井さん、大変ですね」

なんて、翔ちゃんに言ってるし。
翔ちゃんは俺の恋人なんだから。
全然大変じゃないんだよ。
だけど・・・。

「慣れてますから」

「ちょ、翔ちゃん」

「幼なじみ、っていいですね」

「これでも苦労してるんです。いろいろ」

いろいろ、の所を強調して話した翔ちゃん。
どういうこと？翔ちゃん。
ふくれていたら、三人で俺をじっと見てる。
もう、三人ともニヤニヤして！
でも、俺はわかってる。
この三人がタッグを組んだら、俺の主張なんて風で飛ばされてしまう、って。