オブリガード〜虹色の絆〜

・ ページ8

錦戸side

俺、眠ってんのか？
またあの記憶を見やなアカンのか？
いやや。思い出したくもないあの景色。
やっぱりここは、、、
俺の故郷やったんや、、、この街が、、、
テロ組織によって壊されたこの街が
俺のふるさと、、、



何年前やろ、、、



亮「母ちゃん！手伝うで！！」
亮母「おっ！嬉しいわー！！」

たわいもない話をしていた
あのとき、、、

ｶﾞｯｼｬｧｧｧｱﾝｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

亮母「なに！？」
亮「地震ではあらへんよなぁ、、、」

確認をしたくて
外に出て行った俺。

亮「！？」

自分の育った街は
あとかたもない状態で
口が開いたまま塞がらなかった。

亮「なにこれっ！！」

俺の家がやっていたレストランに
戻って報告しようとしたら、、、

亮「えっ！？」

自分が出て行ったすぐに
燃やされたらしく、、、
まだ火がボウッと
俺のレストランを包んでいた。

亮「母ちゃん！？父ちゃん！？」

熱い、、、
助けたい、、、
でも、、、

『ﾊﾊﾊﾊﾊｯ』

笑ってる。
誰かが笑ってる、、、

『やれ。』

膝まずいてる俺の周りに
たくさん黒い奴がきた。
あとでわかったことやけど
コイツラがテロ組織で、、、
目的は街を潰し、ここにいる未成年者を
捕まえては他国に売ったり
テロ組織として入れたりしていたらしい。

亮「はなせっ、、、」

すごく背も小さかった
俺は抵抗ができない、、、

？「小さい子供をどーするんや？」

『誰だ。』

？「名乗るよーなものちゃうわ。やけどお前らの企みは阻止しようとしとるもんやで？」

『黙れ！殺せー！！』

？「やめとけば、、、？」

、

、

、

数秒、、、。
俺の周りを囲む黒い奴らは
全員死んでいた、、、。

？「大丈夫か？」

俺にこの一言を言ったこのひとこそ。
村上くん、、、なんや、、、

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す