特殊捜査部隊【BTS】5

JMfile ページ8

救急車に乗り込んだAとチャニョルさんを見送って俺達は残っている仕事に取りかかる





時間はすでに朝になっていたけど
俺達には朝も夜も関係ない






爆弾は全て回収され
七階の炎も鎮火





ウイルスの拡散も確認されず
現場は落ち着きを取り戻した







あとは現場に残された事件の手がかりを
俺達で探す作業






少しでも犯人に繋がる何かを
見つけたい




パーティー会場に来ていた客全員にも
聴取が行われた








RM「今回の任務は失敗に終わった」









リーダーの言葉に皆重い表情を浮かべる








RM「BTS結成以降、初めての失敗だ」









さらに重い言葉









RM「俺達は、負けたんだ」









そう


今回は完全に俺達の負け









幸いだったのは

A以外、ケガ人が居なかったこと

死亡者が出なかったことくらい









RM「もう失敗は許されない。犯人が野放しということは、常に国民が人質だということだ。それを肝に銘じて次のテロは必ず俺達で阻止する！奴等は絶対に次のテロに向けて動き出してるはずだ！」



全「はい！！」









この時、全員


沸きだす悔しさと憎しみを胸に


心に誓った









誰一人、死なせはしないと









この日、現場捜索をくまなく行ったが

何ひとつ見つからなかった






残されたのは大量のウイルス爆弾

これを解体し、どこでどのように作られ

材料の入手先や、どのように運んだのか

全てを解明する必要があった









でもその仕事は

俺達BTSの役目ではなかった




結果報告待ち






俺達はテロや凶悪事件、難易度の高い事件の現場仕事、未然阻止などが主な役目




だけど…








JM「結果が分からないと何も出来ないのとか…すごくイヤ」



JH「その気持ちすっげー分かる。何かしてたいよな」



RM「これも仕事のうちだ。今日は帰るぞ」

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