特殊捜査部隊【BTS】5

RMfile ページ6

皆がグギとAのもとに集まり


喜びを分かちあっている


そんな光景を目の前に


俺は立ち尽くし


目から流れ落ちる涙を


重力に任せて


止めどなく泣いた









あー…


本当によく…


よく生きていてくれたよ







今回はさすがに本当にダメかもと

思っていたからっ…






嬉しくてっ…

ホッとしてっ…

お前らの笑顔をまた見れてっ…






生きてるんだって…









CH「……アンタのチーム…いいな。」


RM「…っ。チャニョルさん…」


CH「珍しいよ。特殊部隊があんなに互いを想いあってるなんて。家族みたいだな」


RM「……はいっ。」


CH「俺にも…。兄弟みたいに想ってた仲間がいたんだ。……爆弾テロで殉職しちゃったけどね」


RM「またテロですか…」


CH「犯人はまだ捕まってない。ビックリしたよ。その仲間の彼女だった子がBTSに入ったって聞いてさ」


RM「そうですか……。BTSに。……え。」









BTS…。



俺等？！







RM「え。…もしや。あ…」


CH「あ、そうそう！あの女性みたいな…あれ？似てる…。てか…A？！」









指差す方には間違いなくAの姿









皆がこちらに歩いて来る









CH「A？」


「え…？」


CH「俺だよ！」


「チャニョル…先輩っ…？！」









あのAが『先・輩』！？





今、皆の心の声が一斉に木霊した









「しばらくぶりです！何でここに？！あ…爆弾処理したのはチャニョル先輩だったんですか？！」









あのAが


敬語？！





またもや皆の声が勝手に頭に…









YG「おい…。何だあれ。気持ち悪いぞ」


JH「いつものAじゃないホビ…」


JM「なんかっ…。鳥肌がっ」


JK「なんなんですかあの人。なんなんですか。なんなんですか一体。」←


JN「長身な上にイケメン…。まっ！僕には遠く及ばないさ！！ハッーッハ！」









皆Aの変わりように動揺を隠せないようだ







ただテテだけはものすごいイカつい顔を
しながらチャニョルさんのわずか数センチにまで迫り






TH「おうおうおう！何だ？テメェは？あん？やたら親しげじゃあねーかあ！」









おいーーーーっ！！



何だその古いチンピラみたいな絡み方は！







TH「Aに気安く触れてっとな、ウチのジョングクさんが黙ってねーぜ。なぁ？ジョングクさん」

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