8 ページ8
マサイハウスに戻ると、シルク・ンダホ・ザカオ・ぺけたんが来ていた。
シルク「遅かったな。どこ行ってた?」
A「ごめん、遅くなって。私の気分転換。なんか、モトキに心配かけちゃった」
そういうと、シルクは「ん?」という表情を見せた。
Aは構わず、マサイの近くまで行くと、声をかけた。
A「マサイ、さっきはありがとね。・・・でも、返事はちょっと待って。ちゃんと考えたいから」
マサイは何も言わずAの頭をなでた。そして、みんなで撮影の準備に取り掛かる。
シルク「今日は・・・そうだな、A、休みな。」
いつものように、撮影するメンバーを決めて、それぞれが準備を始める
A「了解。何かしておくことある?」
いつものやり取りをしていると、珍しくシルクが手を止め、Aの方を見ていた。
シルク「・・・じゃあさ、ご飯、作って」
いきなりのリクエストに、Aは「はぁ?」と変な声を出す。
シルク「来てもらってなんだけど、せっかくAいるしさ。多分、今日の撮影、時間かかりそうだし、作ってくれるとありがたいなぁって。メニューは任せるし」
A「いや、あのさ、作るのはいいんだけど。またなんで急に言うかね?」
「あらかじめ言っててくれたらいいのに」と、独り言のようにぶちぶち言っているAをみて、シルクから一言
シルク「ん?なんとなく。オレのわがまま。」
Aはわざと大きなため息をつくと、家主に許可をもらうべく、マサイに声をかけに行く。
シルクの近くには、モトキが近寄り、声をかけた
モトキ「シルク、わざとでしょ。Aにご飯、つくらせんの。」
小さな声で話すモトキに、シルクは視線をAに向けたまま話す。
シルク「そう言われれば、そうかもな。けど、カメラの前で無理に笑われんのもダメだしな。」
モトキは、シルクの洞察力に感心する。
モトキ「・・・Aに何かあったかは聞かないんだ」
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時