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A「・・・マサイの事は好きだよ。けど、それは人として、メンバーとして「好き」ってことで・・・。男性として、異性としてみたことなかったから・・・。おまけにさ、私、片思いしてる人、いるんだよね。だから、余計に申し訳なくって・・・。」

ぶちぶちと話すAの言葉に、モトキは驚いた表情を見せた。

モトキ「へ?A、好きな人いたんだ・・・。じゃ、マサイ、だめじゃん」

モトキの言葉に、Aはあきれる。

A「そうじゃなくって。ただ、今は考えられないってこと。ま、私の片思いも不毛なんだけどね」

モトキは「ん〜」と空を仰ぎながら、何かを考えてる様子。

モトキ「Aの片思いは・・・どうすんの?このままでいいの?」

なんとなくAも空を見上げる

A「その人さ、好きな人いるんだって。本人が話してるの聞いちゃったんだけど。・・・だからさ、なんとなく言いづらくって」

その話にモトキは「はあ・・・」とだけ、相づちを打った。

A「いい加減、片思いを卒業しなきゃって考えてた時にさ、マサイから告られたんだ。ただ、単純に驚いた。それだけ」

大きなため息とともに立ち上がったAに、モトキが聞いた。

モトキ「・・・で?マサイの事はどうすんの?」

Aはモトキを振り返り、じっとモトキを見ると、ふっと笑みを浮かべる。

A「それは、モトキにここでいうことじゃないと思うけど。安心して。ちゃんと『一人の男性』としてマサイをどう思うか、考える。今は、それだけ・・・だね」

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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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