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Aが笑ったことに驚いたマサイは、Aのほうを向いた。

A「うん?いろいろ考えちゃってね。ひとつの答えが出そうなんだよね」

そして、マサイのほうを改まって向き直す。そして。

A「マサイ、昨日の返事、今ここでしていいかな?」

照れくさそうに、恥ずかしそうに話すAに、マサイは少し身構えた。

A「あのね、昨日好きって改めて言ってくれて、結婚まで考えてくれて、本当にうれしかった。・・・でね。私も、マサイとの結婚、考えてみようかなって。それでね・・・。私からも、・・・マサイ、お願いします。」

そういってAがマサイに頭を下げた。一瞬、間が開いたのち、マサイの驚いた声が。

マサイ「え?え?うそ。本当に?」

マサイの驚きようにAも声を上げて笑った。

A「本当よ。ずっと悩んでた。ずっと考えてた。一番、自分にとっていいのは何か。ここにきて、なんとなくわかった。マサイなら、きっと私のそばにいてくれる。お互いが守りあっていけそうって。だから・・・マサイ、私と付き合ってくれませんか?」

マサイは思わぬAの言葉に喜びを前面に出しているが、気がかりもあった。

マサイ「・・・モトキ・・・は・・・」

Aはそれも覚悟していたようで、少し曇った表情を見せつつ、マサイには伝えた。

A「今からちゃんと言おうと思ってる。そのうえで、グループを辞めて、マサイのサポートをするよ。それがいいのかなって思って。」

少し寂しげな表情を見せつつも、笑顔で話すAにマサイは泣きそうになる。

マサイ「・・・わかった・・・けど、無理はするな。どうしてもの時には俺がいるから」

Aの覚悟にマサイはそう答えるしかできなかった。

どーも、作者でございます。伍→←44



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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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