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数日たって、Aはシルクから連絡を受けた。

”シルク「時間とれる?撮影に参加してほしいんだけど」”

(A「あ、そういや、あれから撮影行ってないわ。マサイんちにもシルクんちにもいってないし。」)

シルクのSNSで最近撮影に参加していなかったのを思い出したが。・・・しかし、シルクからおこんな内容のSNSがくるのも珍しい。

”A「時間はどうにか大丈夫だと思うけど。シルク、もしかして、撮影だけじゃないんじゃない?」”

そう、返信すると、またも珍しく、シルクから速攻で返信がある。

”シルク「話したいことがあってさ。今日の仕事終わりとか、飲みに行かね?」”

Aは「OK」の返事を出し、駅前の居酒屋で待ち合わせすることとなった。

仕事終わり、職場を出るときにシルクに一度連絡を入れると、すでに店の中にいるとのこと。

急いで、言われた店に向かうと、シルクはカウンターで一人飲んでいた。

A「シルク、遅くなった。待たせてごめん」

そう言って、シルクの隣に腰かけ、自分の分のビールとシルクの分を注文する。

シルク「わりぃな、忙しいのに。仕事の方は大丈夫なのか?」

いつものシルクの心遣いにAは笑顔で答える。

A「大丈夫だよ、リーダー。無理はしてない。・・・けど、珍しいね、シルクがサシで飲もうって連絡してくるの」

そんな話をしていると、ビールと注文した料理がテーブルの前に来た。

二人は無言でジョッキを上げると、一口飲んだ。

A「・・・で?シルク。話って何?」

いきなり核心をついた質問に、シルクは動じず、つまみを口に運びながら、ちょっと考えたのち、口を開いた。

シルク「あのさ、マサイとモトキになんか言った?」

Aは予想通りの質問に思わず笑ってしまう。

A「やっぱ、そのことか。・・・それぞれと話したよ。内容はシルクには言えないけど」

シルクは、ちょっとだけため息をつくと、「だろうな」と小さく答えた。

シルク「・・・あの二人がさ、なんかちょっとおかしくって。原因がよくわからん。だから、ちょっとでいいから、二人の様子を教えてくれないか」

シルクがそこまで言うのは珍しい。・・・よっぽどなのか。

Aはちょっとだけ考えたのち、素直に話すことにした。

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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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