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Aはコーヒーショップから出るとすぐ、どこかへ電話をした。

A「モトキ、行こう」

Aは不思議がるモトキをつれ、あるバーへ向かった。

A「こんばんわ。いきなりごめんなさい。大丈夫です?」

お店に恐る恐る入ると、そこには2〜3人の美女。

なお「あら。Aちゃんじゃない。久しぶり」

親しげに話しかけてきたなおに、Aは笑顔を見せ、店の奥に入っていった。

後ろにいたモトキは、おっかなびっくりしながら、Aの後について店に入る。

なお「あら?こないだ一緒だった、ケイちゃんの弟さんじゃないのね」

A「あ、シルクですか?今日は違いますよ。同じグループのメンバーではあるんですけど」

Aはカウンターに腰かけると、それにならってモトキも隣に座る。

まり「あなた、お名前は?」

後ろから声をかけられ、驚いたモトキは小さい声で答える

モトキ「あ、モトキといいます」

その様子にAは笑う。

A「まりさん、だめですよ。モトキ、恐縮しちゃってるじゃないですか。シルクと違って人見知りなんですから」

くすくすと笑うAを見つつ、モトキは目を白黒させていた。

モトキ「A、慣れてるね」

なお「Aちゃんも、最初は借りてきた猫みたいだったのよ。けど、職業柄、お話が上手で。従業員と歳も近いからすぐになじんだわ」

なおの言葉にモトキは「はあ・・・」と相づちを打つのみ。

A「・・・ちなみに、ここのお姉さま方、みんな男性だから」

Aの話に、モトキは体ごと、Aの方を振り返った

モトキ「うそ・・・・」

A「私さ。ここで、仕事の事もだけど、プライベートなことも相談したり、愚痴ったりしてるの。ここの人たち、私よりもいろんな経験されてるからさ。」

そういうと、Aはなおに「ジントニックねー」と飲み物を注文し、他の従業員と話し始めた。

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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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