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食事後、モトキに手伝ってもらいながら、後片付け。
モトキ「ありがとね。シルク、いきなり言って、大丈夫だった?・・・おまけにマサイの事も・・・。」
その言葉に、Aは確信した。
A「あのさ、シルクって、私が変だったの、わかってたんじゃないかな?だから『ご飯作って』って・・・。」
手を動かしながら、そう話すと、モトキの手が止まったのがわかった。
モトキ「知ってたの?」
A「買い物行ってる時、気づいた。まあ、シルクらしいっていえばそうだし、私としてはありがたかったし」
そう言って、スマブラをしているメンバーをみながら、苦笑いしているAにモトキはたまらず言った。
モトキ「・・・我慢、しなくていいんじゃない?」
モトキの言葉に、Aは手を止め、思わずモトキの顔をまじまじと見入ってしまった。
A「そう・・・なのかもしれないね。けど、メンバーだからこそ、心配させたくないっていうか。強がっていたいっていうか。」
そういうと、Aは台所をきれいにしていった。
片づけ終わると、スマブラ参戦。・・・だが、結果はさんざん。落ち着かない。
A「・・・ごめん、今日は帰るわ」
そういうと、コントローラーを置き、荷物をもってメンバーに声をかけた。
シルク・ザカオ・ぺけたん・ンダホは「じゃーねー」と返事をしてくれた。
モトキは微妙な表情を見せた。マサイは・・・。
マサイは、玄関までAを送ってくれた。
マサイ「今日はありがと。それと、急に告ってわるかったな。」
A「マサイ、ありがとうはこっちもだよ。それと、謝られるようなことはしてないじゃない。だから、謝らないでね」
そういうと、Aはマサイ宅をでて、ドアを閉めた。
思わず、大きなため息がでる。
Aはゆっくりマサイ宅から離れると、どこかに寄り道をすることを考えた。
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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時