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シルクにいきなり『ご飯作って』と言われたAは、家主の許可を取り、冷蔵庫を確認すると、頭の中で献立を立て、材料を思い出す
A「買い出し行ってくる」
マサイハウスを出て、開いている近くのスーパーへ。
食材を選んでいるとふと、疑問がAに浮かんだ。
(A「あれ?シルクって、もしかして、私に何かあったの、気づいてた?それで、料理って・・・。」)
食材を買って、マサイハウスに戻ると、まだ撮影中。
静かに台所に入ると、料理を始めた。大きな音を立てないように。
途中、チクワが足元にじゃれてきて、チクワと遊びながら、料理を進める。
もう少しで出来上がるという頃、ようやく撮影が終わったようだ。みんながゲストルームになだれ込んでくる。
ンダホ「おなかすいたー」 ザカオ「あっ。いいにおい」 シルク「腹減るー」
口々に出る言葉にAは思わず笑ってしまう。
A「もうちょい待ってて。」
そういうと、最後の仕上げに取り掛かる。
モトキ「何か手伝うことない?」
そう言って、台所に入ってきたモトキに手伝ってもらっていると、マサイも声をかけてきた
A「マサイ、悪いけど、テーブルの上、片づけててくれない?」
そんなAの様子にシルクが笑い出した。
シルク「もう、おかあさんじゃん。」
モトキやマサイがAを手伝っていると、自主的にンダホやぺけたんも手伝ってくれる。
ザカオは何をしていいかわからず、うろうろするだけ。
みんなの手伝いがあって、準備が整うと、テーブルを囲み、座る。
我先にと、ンダホが「いただきます」の声を上げると、みんなが一斉に箸を動かした。
「うまいよ」「おいしい」の声。その様子にAはほっとする。
A「よかったよ、メンバーが自分の料理食べるのって、緊張するんだ」
モトキ「そ?シルクやザカオじゃないから、オレらはめっちゃ安心。おいしいし、言うことなし」
モトキの言葉にAはほっとし、ようやく自らも箸をとった。
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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時