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ページ42

(祐希side)

「いらっしゃい。久しぶり」
って玄関を開ければ、うつむき加減の彼女。いつも時間通りにくるはずの彼女が遅れたので、何かあったのかな?なんて少し心配になりながら部屋に招き入れた。

たんたんと仕事の話をしてくるけど、今日は目が合わないし、笑ってくれない…。

「Aちゃん、何かあった?どうしたの?」

「…。石川くんは私に言うことは?」

「二人のときは名前で呼んでって言ったのに。」

「そんなことじゃなくて…彼女いたんだね…。」
涙が溜まっている。

「彼女?Aちゃん…じゃなくて?」

「何言ってんの?意味わかんない。」

「俺も意味わかんない…。」

「だって、今日楽しそうに女の人と一緒に買い物してるの見た。」

Aちゃんから涙が溢れた。俺は何故だか悪いことして責められている気分になり焦る…。

「今日??」

「スーパーに二人でいたでしょ。」

「あぁ、なんだ!あれか!…取材だよ。イタリアでの密着取材!あ〜ビックリした。全然意味わからなかった。」

「……。」

「てか、Aちゃんがスケジュール組んだんじゃん!覚えておいてよ!笑 …泣かないで。」

て頭を引き寄せて撫で撫で。

少し落ち着いたのか、ギュッと俺の服を握って
「……ごめん。ショックでパニッくった。」

「…大丈夫!」と頭に軽くキスをすれば真っ赤になった。

…………………………


Aちゃんが落ち着いたところで、順番にお風呂に入り…寝支度も整えたところでソファーに並んで…ようやく二人のゆっくりとした時間を楽しめることに嬉しさを噛み締める…。

「あのさ私…すごく矛盾してて…。自分が…付き合えないって言ったのに…。今日祐希くんに彼女がいると思ったらショックで…。」

「…俺は、Aちゃんいるのに他の人と付き合わないよ!笑」

「…。うん…。」

「Aちゃんはさ、真面目だから…。俺、Aちゃんと付き合っても周りにバラす気ないし、そもそも1年の半年はイタリアだからバレないと思うし…。」

「…。」

「Aちゃんが、それで納得できるなら…俺と付き合って下さい。」

「…。うん。お願いします…。」

「ぇぇ〜!また泣くの!?」

「私ってバカだなって…。バカみたいに悩んだ…。」

「フフ。おいで。」
抱き寄せてあげれば素直に俺の背中に手を回し…胸に顔を埋め深呼吸している。


「やっぱり、祐希くんの匂い最高。」って満足そうに微笑む彼女と目があった。

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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます! 本当に汗かいても爽やか!凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります!! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いてます!! 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!!飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします! (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tomo1211 | 作成日時:2019年10月24日 8時

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