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告白 ページ34

世界バレーも終わって、イタリアに飛ぶ前日、Aちゃんと初めて仕事関係なしに会う約束を取り付けた。

祐希明日夜空いてる?ご飯行ける?
A空いてる。緊急の取材が入りそうとか?
祐希いや、違う。仕事じゃない。A了解!大丈夫!
祐希じゃあ、いつもの時間にいつもの居酒屋で待ってる
A楽しみにしてるね♪

緊張する…。
自分から告るなんて考えたこともなかった…。
約束を取り付けてからずっと落ち着かなかった。


…………………………………

お店に着いてAちゃんを待つ。
今まで俺が待たせる側だったからそれすら緊張を強める…。

「おつかれさま〜」ってAちゃんが来て、隣に座る…。

フワッと香った彼女の香りに胸が苦しくなる。

Aちゃんを見れば、いつもよりカジュアルな格好でオフだったことに気づく。

「仕事休みの日にごめんね。」

「全然!イタリア行く前に会えて嬉しいよ。」

って笑ってくれる…。

いつも通り俺のリクエストを聞いたAちゃんが適当に食べるものを頼んでくれて…。

そういう任せられちゃうところも好きな部分。完全に甘えている…。


「……………。」
俺は言葉が続かない…。

「…ねぇ、何かあった?」と心配そうに顔色をうかがわれた。




「………あのさ、Aちゃん俺の匂い好きでしょ?」

「うん。大好きだよ。」
何故かちょっと不安そうに見える…

大好きと言う言葉が今日は嬉しいけど苦しい…。

「じゃあさ、俺のことも好きになって。」

俺は絶賛赤面中…。チラッと彼女を見れば彼女も顔が赤かった。

「…石川くんのこと好きだよ?」

「違うよ。ちゃんと分かってる?男の人としてだよ。」

「…石川くんが男だって分かってるよ。」

「俺は…Aちゃんが好き…。付き合ってほしい。」

Aちゃんは、真っ赤な驚いた顔をして泣きそうな顔になった。

「……私も…好きだよ。……でも今は付き合えない…。」


「…だから…Aちゃんの好きは俺と同じじゃないってことでしょ?……だから好きになってって言ったんだよ。」

やっぱり悔しい…けど、言うって決めたときから引くことは考えてなかった。


あの日西田が言ってたAちゃんの夢…『好きな匂いの人と結婚したい…』
俺じゃダメ…? そんな想いだった。

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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます! 本当に汗かいても爽やか!凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります!! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いてます!! 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!!飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします! (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tomo1211 | 作成日時:2019年10月24日 8時

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