フェチズム

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(祐希side)

朝起きて見れば、まだスヤスヤと寝ている彼女。

とりあえず自分は顔を洗い朝ごはんを食べ…。

まだ起きない…。

歯を磨いて戻ってくれば、起きていて毛布に顔を埋めている…。

"この人何してるんだろう…"

そんな目で見てしまった。

全然何も覚えていない彼女…、まぁ予想していたとおり。

あまりにも髪の毛とかぐちゃぐちゃなのでお風呂を進めたらちょっとおかしな雰囲気になってしまった。

良い匂いが香って彼女がお風呂から出て来たことに気付く。
化粧も落としてきた彼女は綺麗というよりかはどこかあどけなく凄く可愛くてびっくりしてしまった。

そして、昨日のことを教えてあげれば、何か思い出したのか一瞬顔がニヤけた。

正直、俺と同じで学生だと思ってたから仕事してるってことと、俺より年上ってことでダブルで驚いた。

んで、最後は「飛行機が〜」とか言うから、本当に彼女の様子に終始呆れてしまった。




彼女を滞在先のホテルまで送ったあと、ちゃんと日本に帰れたのか実は結構心配していたが一向に連絡は来ないし、心配で送ったLINEも既読にはならなかった。

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