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ページ26

(彼女side)

ソファーで携帯をいじりながら彼がお風呂からあがってくるのを待つ。

いつも石川くんを纏ってる匂いが広がってきて、彼がお風呂から出たのに気づいた…。

水を飲みながらこっちへ歩いてくる…髪は半渇きだし、匂いもさることながら、何か色気みたいなもの感じるし…。

目が離せなかった…。

そしたら、何を勘違いしたのか、
「飲む?」ってペットボトル出されて、

少し我にかえって「うんうん」と頷いた。

"あっ。間接キスじゃん"なんて中学生のような思考にかられていたら

「ねぇ、Aちゃんって何の匂い?」

なんて言うからお風呂場に残ったボディクリームの匂いがキツかったのかと思いきや

「いや、良い匂いだなと思って…。」

そんなこと言われると思ってなかったし、嬉しい反面凄く恥ずかしい気持ちになり…

いつも私はこんなに恥ずかしくなることを石川くんに言っていたのか…と少し反省した。

お風呂上がりでいつもより強く石川くんの匂いを感じるとともに、気持ちに気づいてしまったがために距離を詰められない…そんなもどかしさを感じていたら、


石川くんが
「そろそろ寝るけど、今日は俺の匂い良いの?」

何て言うから焦ってしまった。

自分の気持ちが落ち着かないのもあって、一回断ったのに…

ちょっと強引に腕をひかれ、気づいたときには彼に包まれていた…

"ヤバい…心臓壊れる…"

少し立てば落ち着いてきて…初めて背中に手を回してみる…大きいな…なんて少しギュッってしてみれば、ギュッって返してくれた気がした…。


いつもより強く感じる匂いに、ドキドキして胸が苦しくて…、でも安心できる心地良い気分にもなって…このままでいたい気もして…。

「キャパオーバーしそう…。」

この温もりと香りに包まれて、幸せな気分でもあった…。


その日は、久しぶりに深い眠りにつくことができた…。
終始石川くんの匂いを感じることができて心が満たされた。

ズルい私はこの関係が続けばいいのに…そう思っていた。

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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます! 本当に汗かいても爽やか!凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります!! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いてます!! 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!!飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします! (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tomo1211 | 作成日時:2019年10月24日 8時

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