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「いや、今日は…大丈夫!」

「なんで?」

何故か少しムキになってしまった。

「だって、すでにお風呂あがりの石川くんの匂いで十分…。」

「俺の匂いで元気になるんでしょ!?おいで。」

腕を引き小さい身体をすっぽりと包みこむ…。
ただ、俺が彼女に触れたかっただけかもしれない…。

初めは腕の中で少し戸惑ってそうな雰囲気だったが、ちょっとしたら落ち着いたのか、ためらいがちに背中に腕を回してきた…。

そういえば、しっかり背中に手を回されたのも、回したのも初めてかもしれない…。

Aちゃんは腕の中で
「いろんな感情が混ざってキャパオーバーしそう…。」てちょっと切ない声で呟いた。

「どういうこと?」

「ん〜…苦しいのに心地良い…。」

「…よく分かんないけど。嫌ではない?」

「むしろ幸せかも…。」

「そう。良かった…。」

俺自身も彼女の温もりを感じながら甘い香りに包まれて…心地良い反面、自分のモノにしてしまいたいという欲望が湧いてくるのを必死に抑えていた。



夜中、Aちゃんが心配で寝ているところを見に行ったけど、すやすや寝ていて安心した。やっぱり俺の毛布を抱えこんで鼻を埋めて寝ているものだから、可愛いすぎてニヤけてしまった。


今後、Aちゃんとの関係をどうしようか…。嫌われてはないと思うけど、俺を男として見てなさそうなAちゃん相手に一歩踏み出したらどうなるのだろうか…。

正直、最近は彼女の香りを感じるたびに、触れたい衝動にかられるのを必死に抑えていた。
触れて彼女の香りを吸い込めば心地良くて…もっと欲しくて…。
今後彼女の香りに包まれたとき俺の理性がどこまでもつのか…この気軽に触れられる都合の良い関係も限界に近づいているのかもしれない。

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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます! 本当に汗かいても爽やか!凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります!! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いてます!! 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!!飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします! (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tomo1211 | 作成日時:2019年10月24日 8時

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