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俺の胸に頭をつけ、泣いていた彼女もだんだん落ち着いてきた。
「泣いてごめんなさい…。」
「別に…。胸貸すの今だけだよ。」
ギュッと抱き寄せた。
俺の胸で深呼吸する彼女…。
「なんだろうこれ…幸せ…。…石川くんの彼女は良いね！いつもこの香りを嗅げるんだもん…。」
「Aちゃんだって彼氏の匂いは？」
「嫌ではないけど…。ちょっと男臭くて怖いって思うときもあるし…。正直自分から嗅ぎたいとは思わない…。」
「ふ〜ん…。(俺だって男だけど)何が違うの？」
「石川くんはそんなに男男してない感じ。ん〜…なんだろうね…。すっごく癒される感じ。」
また腕の中で深呼吸…。
「この際、だから言うけど、俺はAちゃんのあの化粧とキツい匂いは苦手だった。Aちゃんは今のままで充分だよ！」
「……ぉぃ、コラ。また人を泣かせるな！」
コツンと背中を叩かれた。
Aちゃんを抱き締めている間、やっぱりAちゃんからも凄く良い匂いがして、心が落ち着いて…ずっとこのままでも良いななんて思っていた…。
…………………………………
それから数日後、俺は久々に部活が休みなったので彼女(恋人)と会った。基本、部活がないときにしか会わないため、約１か月ぶり。
ベッドに寄り添い…。ふと思ったことを聞く
「ねぇ、俺って良い匂い？ずっと嗅いでられるとか思う？」
「え？嫌いじゃないけど…なんで？」
「…いや、俺ってどんな匂いなのかなって思っただけ」
「んじゃ私の匂いは？」と抱きついてくる
「…嫌いじゃないよ。女の子って匂いがする」
そう言えば彼女はキスをしてきて…
そのまま身を任せた…。
そして、気付いてしまった。
自分からご飯に誘うのも、また会いたいと思うのも、自分から触れたいと思うのもAちゃんだけだということを…。
何故だが凄く居心地が良くて…素の自分が出せる。
あの爽やかな甘い香りを堪能したいそう思っている自分がいることに…。
真面目でどこか抜けている、そんな彼女にいつの間にか心を奪われていた…。
"ヤバい…。好きになってしまった…。"
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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます！ 本当に汗かいても爽やか！凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります！！ (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！！ 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！！飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年10月24日 8時
