CHAPTER 02 無意味な殺人は無意味な殺人を呼ぶ ページ4
お菓子を作り終えた私たちは、早速親睦会を始めるためにメディアルームに集まった。
皆は私が連れてきたゾムくんをみつけると、驚いた様子で彼を見る。
「っえ！ゾム！？」
「ゾム兄さん居るとか聞いてないけど！？」
大先生、コネシマくんはそう言うと、二人してショッピくんの後ろに隠れた。
ショッピくんは迷惑そうに顔を顰めながら一歩横移動をするが、二人はついて歩く。
「あ、どうもゾムですぅ」
わざと声を変えながら背中を曲げた彼に、大先生とコネシマくんも「あ、どうも」と返す。
ゾムくんもそんな声出るんだな、なんて思っていると丁度ショッピくんも私と同じことを思っていそうな顔をしていた。
「ゾムくんも誘ったんだけど、大丈夫だった？」
「俺は、別に…シッマは大丈夫なん？」
そう尋ねた大先生に、コネシマくんも「大丈夫、ショッピくんも別にいいやろ？」とショッピくんに同意を求めた。
当然彼も頷くだけで反論はない。
「どうせ席は沢山余ってるんで」
「…沢山？」
私は思わず聞き返した。
一人掛けソファの数は、確かマンちゃんを含める想定で人数分きっちり用意されていたはずだ。
マンちゃんが来ない今、余っている席は一つだけ。
沢山、なんてことはないと思うが。
「そっか、Aと大先生は知らんのか。ロボロとひとらんとぺ神がドタキャンしたんや」
「は？」
眠っていて何も事情を知らない私たちはただ、コネシマくんの言葉に驚く。
あまりドタキャンをしそうにない三人だが。
「体調不良だってさ、立ち眩みがあるとか頭が痛いとかで。ぺ神は途中参加あるかもみたいなこと言うてたけど、ロボロもひとらんも部屋の鍵かけて出てこん」
「私も今朝は吐き気が酷くて起きられなかった、風邪でも流行ってるのかな」
「…立ち眩み？吐き気？」
私とコネシマくんの会話に、大先生はポケットに手を入れたままそう呟いた。
「何か心当たりでも？」
「そや、大先生医者やろ。なんか分からんの？」
そう話を振られた大先生は、考え事をやめて肩を大きく揺らす。
そして「いやいやいや、」と言いながら体の前で両手を振った。
「俺心理士やし、流石にそこまでは分からんって。そんな症状の出る病気なんて山ほどあるし、下手なこと言って混乱させたくないしさ」
なんて言う大先生に、途端に興味がなくなった様子のコネシマくんは「あっそ」と声にする。
私は隣のゾムくんに「風邪には気を付けてね」と言うと、彼は「うん」と軽く頷いた。
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - 名無しくんさん» ご愁傷様です…(´ｰ｀;) (2019年9月23日 12時) (
レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
名無しくん - 推しが…死にましたぁ…(°▽°) (2019年9月23日 11時) (レス) id: f915d9c3de (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 閑さん» はじめまして、いつも閲覧有難うございます！私も大好きで、d!様と原作者様には感謝しかないです…かたつむり更新ですが自分のペースで頑張ります！有難うございます！ (2018年12月28日 14時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
閑 - はじめまして、いつも楽しく見させて頂いてます! d!もダンロンも大好きなので主さんには本当に感謝しかないです…これからも更新など頑張ってください (2018年12月28日 14時) (レス) id: 8c1224d0db (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 蒼空さん» ひえええ！両方推しだったなんて！！今後名前だけでも沢山出します！！これからも閲覧お願いします！コメント有難うございます！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
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