CHAPTER 02 無意味な殺人は無意味な殺人を呼ぶ 学級裁判後編 ページ25
《学級裁判再開》
「呼び出しの手紙があったわけでもないし…まさか、ひとらんくんは自分から犯人のところへ行ったってこと？」
「俺の想像ではそうっす」
一体何故？どんな理由で？
まだ証拠が不十分な出来事のことを考えても、これ以上分かるようなことはない。
それを理解しているショッピくんは私たちの混乱を避けるためか「話を少し変えましょ」と言った。
「まずはエミさんの無実を証明しないと」
「無実？でもまだエーミールくんが犯人じゃないって証拠は…」
そこまで言いかけて、不安そうな顔のエーミールくんが視界に入った。
彼がひとらんくんを殺すような人には見えない。
エーミールくんのことを信じるためにも、私たちが彼の無実を証明しないと。
「私たちでエーミールくんを容疑者から外そう」
「外そうって言っても、それで犯人だったら？」
私の呼びかけにしんぺいくんは不満そうに呟いた。
するとそれを聞いていたマンちゃんが私の代わりに答える。
「犯人だったら探す必要も無くなって結果オーライ。Aちゃんがそうしようって言うなら、俺は賛成」
「お前、Aちゃん全肯定マンか何か？」
苦笑いをしながら大先生は言ったが、異議はないらしい。
「でも証明しようにも、ただでさえ事件が起きた時間帯の‘‘アリバイがあるやつなんて居ない’’のに…」
「それは違うよ、兄さん」
一歩前に出て言うと、兄さんは「っえ」と声を漏らした。
それは他の人も同様で、驚いたように私を見る。
「アリバイあるやつなんて、おんの？」
「うん、エーミールくんだよ」
「エーミールが！？」
大先生は心底驚いた様子でエーミールくんを見るが、それはエーミールくん自身もだった。
彼も一体何のアリバイが自分にあるのか、分かっていないようだ。
「正確にはエーミールくんとゾムくんだけど。エーミールくんは昨日の夜から今朝の4時までゾムくんと一緒にいたんだよ、だから彼にはアリバイが…」
「ちょっと待った！」
突然そう割って入ってきたのは、静かに話を聞いていたコネシマくんだった。
まさか話を止められるとは思いもせず、私は変な声が出る。
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - 名無しくんさん» ご愁傷様です…(´ｰ｀;) (2019年9月23日 12時) (
レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
名無しくん - 推しが…死にましたぁ…(°▽°) (2019年9月23日 11時) (レス) id: f915d9c3de (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 閑さん» はじめまして、いつも閲覧有難うございます！私も大好きで、d!様と原作者様には感謝しかないです…かたつむり更新ですが自分のペースで頑張ります！有難うございます！ (2018年12月28日 14時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
閑 - はじめまして、いつも楽しく見させて頂いてます! d!もダンロンも大好きなので主さんには本当に感謝しかないです…これからも更新など頑張ってください (2018年12月28日 14時) (レス) id: 8c1224d0db (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 蒼空さん» ひえええ！両方推しだったなんて！！今後名前だけでも沢山出します！！これからも閲覧お願いします！コメント有難うございます！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
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