ナナ! ページ8
お昼ごはんを、徹くんと岩泉くんと食べるのが当たり前になってきた今日この頃。
今日は、私の相談にのってもらう。
「それで、綾瀬。何に悩んでるんだ?」
なかなか話出さない私に気づいて、岩泉くんから話を振ってくれた。
「え、なになに?何の話?」
状況が掴めない徹くんは、焦りながら、私と岩泉くんの顔を交互に見た。
「綾瀬がマネージャーをやることを悩んでいる話」
「それは俺も気になる!!!」
そういって、2人は私を見た。
早く言えとでも言いたそうな顔で。
そんな時後ろから声が聞こえてきた。
「あれ、及川に岩泉じゃん」
後ろを振り向くとピンク頭のイケメンくんが立っていた。
そして私を見た。
「へー。岩泉も女の子と飯を食うんだな。」
「そうなんだよ!!俺もびっくりしちゃった!!」
そういってヘラヘラ笑う徹くんと、ピンク頭の人。
2人に向けて、岩泉くんはどこから出したのか分からないバレーボールを2人に当てていた。
「いたッ!!岩ちゃん痛い!!!!」
「やったな、岩泉!!コラッ」
そして目の前で、バレーが始まった。
いや、バレーというよりは、ドッジボール?
とっても楽しそうで、少し羨ましかった。
そんな3人を見ながら、私はご飯を食べた。
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作者名:とまと | 作成日時:2022年9月19日 1時