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サンジュウヨン! ページ35
初めて2人で帰った数週間後、私は17歳の誕生日を迎えた。
その日は月曜日だった。
岩泉たちは予定があると言っていたため、珍しく徹くんと2人だった。
その日、徹くんに告白された。
「Aちゃん。
今まで俺をたくさん助けてくれて、支えてくれてありがとう。
部活を出禁になった時も、
ウシワカに負けた時も、
バレーがスランプになった時も、
Aちゃんはいつも助けてくれたね。
俺は、Aちゃんのおかげで立ち直れたし、
Aちゃんのおかげで頑張れた。
そして、Aちゃんのおかげで、キャプテンになれた。
Aちゃん、いつもありがとう。
Aちゃんが好きです。
俺と付き合ってください。」
私は泣いて頷いた。
そんな私を見て、徹くんは微笑んだ。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
お互いに引き寄せられ、私たちは抱き合った。
その日、私は及川徹の彼女になった。
初めての彼氏だった。
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作者名:とまと | 作成日時:2022年9月19日 1時